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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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「離島」でアジング

2019年 4月 6日 21時頃

4月に入り桜の開花と共に新年度、新学期、新元号など世の中では「新」しいものにまつわる様々な行事やイベントが世間を賑わせている。イベントと言えば、釣りもその1つ。暖かくなり釣り物が増えるこの時期。そのポカポカ陽気に誘われて、今年は新たな釣りを始めてみようと思う人も多いはず。そこで、「ルアー釣りを始めてみたい」、「もっと近郊で手軽な釣りが楽しみたい」、そんな方々に是非オススメしておきたいのが、今回紹介する「アジング」である。幾度と無く紹介してきた、ルアーを使ったアジの釣り方ではあるが、今一度、大分近郊のアジング事情と共に釣り方やそのポイントを振り返っていきたい。

さて、大分県各地のアジング事情に詳しい友人数名に、現在のアジング状況を詳しく聞いてみるが、佐賀関方面、県南方面は日によってムラがあり、回数を重ねパターンを掴むまでは、安定した釣果の期待は薄そう。それでも、折角なのでアジングを思う存分楽しみたい!と候補に挙がって来るのは、やはり大分近郊の離島か。

前回保戸島へ伺ったのは、去年の10月のこと。各地でアジの釣果が伸び悩んでいた時期に2ケタ、粘れば3ケタという他を圧倒するような釣果に離島の潮回りの良さ、環境の良さを存分に味わう事が出来た。現在は4月中旬ということで、もちろん季節が違えば回遊する魚の流れは違ってくるものだが、やはりその印象が強く鮮明に残って頭から離れないのだ。

出発は4月9日の最終便18時。手荷物はアジングロッドとリール、ルアーケースなど必要最低限のものを詰め込んだ大き目のバックパック1つだけ。車が使えない分、移動を想定して出来るだけコンパクトにまとめておく。早速、フェリー乗り場入り口の受付へ。保戸島までの運賃片道分大人860円を支払い乗船。フェリーから降りると、早速小雨が降って来た。今日4月9日、翌日10日は雨予報が出ていたので、ここは想定の範囲内だ。気温は、この時間でも15℃を超えており、最近は雨もさほど気にならない程度には暖かくなっている。

さて、これから「まずめ時」と重なる大潮の満潮。一番良い時間帯に突入する前に、そそくさと準備を開始する。まずはいつものトンネルを抜けた先にある常夜灯が複数点在する広い湾内エリアから。10月に来た頃は、平日にもかかわらずイカ釣りのアングラーで賑わっていたこの場所も、今現在は少し落ち着いているようだ。

1投目、底の流れが読めないため、まずジグヘッドは重めの1・5gから試みる。開始早々、コツコツと表層からボトムまで全層でアタリが出ており、釣り始めの状況としては非常に良い傾向だ。海流は全体的に大きく左から右へ流れているが、中でも中層から下は特に強く流れている。流れの滞留する表層と中層の隙間にルアーを通していくと明確な反応あり。水温が少しずつ高くなっているのか、サイズはそこそこだがアタリはしっかりしており、冬場の神経質な釣りからはすでに脱している様に思われる。雨は次第に強くなりレインコートを羽織り釣り再開。

釣り開始から2時間が過ぎた。段々と今日のパターンが掴めつつある。相変わらず魚影は濃く、活性も高いようだが、狙う層を見誤ると魚信は確実に薄くなるのを感じる。今日の釣りは、流れの緩やかなポイントをピンポイントに釣るパターンが一番数を伸ばし易いようだ。釣りの方向性が決まれば、後はそれに合わせてジグヘッドやワームを適切なものへ交換する。フォールの速度を少しゆっくり目に、また速い流れはなるだけ避けたいため、ジグヘッドは1・5gから1gへ重量を軽くする方向で変更してみる。ワームは先ほどから反応が良い1・5〜2インチまでのセッティングで釣りを続行する。

気づけば釣り開始より4時間強が経過。釣果はリリースも含めて2ケタは優に乗ったところだ。満潮時刻も過ぎ、潮が再度本格的に動き出したタイミングでポイントを変えてみよう。次のポイントは現在いる防波堤から、一旦フェリー乗り場まで戻り、更に逆側へ突き当たりまで歩く。ここは先ほどよりも更に潮が速く動くエリア。常夜灯の色は橙色から徐々に白色へ。位置的に言えば、現在立っている場所の正面が津久見四浦半島クロ釣りで有名な、あの「間元」となる。間元と保戸島の突端の位置関係は数百メートル程しか離れておらず、目視でも目と鼻の先にあるのが分かる。その間を隔てる流れは、狭まった川の様に激流となっており、わずかに離れたこの場所も流れの影響を受けているのは間違いない。さらに先ほどのエリアより水深は浅め。浅いためルアーを通す層は分かりやすく、釣りも簡素化しやすいポイントだが、水深の割にその強い流れから、案外良型も出やすいので気は緩められない。ここでも同様に、強い流れの中でも比較的緩やかなポイントにアジが溜まっている様だ。常夜灯の本数が少なくなり、光量が減る事でアジの活性に影響があるか不安であったものの、心配するまでの影響は無かったと言っていい。

さて、時刻は午前4時を過ぎ、いよいよ朝まずめが開始する。今一度数やサイズを稼ぐ一番のチャンスだが、ここにきて更に天候は更に悪化。風は勢いを増し、到底アジングが出来ない状況へ。折角なので最初に居た場所へ戻って、釣り物を変えてみよう。体長はそれぞれ50cmと65cm程。実は序盤の移動間際にヒラスズキの魚影は確認済みだったのだが、大きな群れでは無かったため、場荒れを考えて、スルーしておいたもの。観察するとシラス系のベイトを積極的に捕食していたので、アジングのワームが応用できると考え、この機会に今回最後のターゲットとした。

肝心のアジの釣果はこの様な感じ。釣った数でカウントすると、一夜で約60匹といったところか。明らかに小さ過ぎるサイズはリリースしており数は抑えてあるが、それでも今年初のアジングは上々なスタートを切った。ここで迎えのフェリー到着時刻が迫るため、足早にフェリー乗り場へ向かい収竿とした。

今回の釣行レポートで離島のポテンシャルの高さは伝わっただろうか。やはりアジと言えど回遊魚。どこへ行くか迷う。どこへ行けば釣れるのか分からない。っと言った悩みに「離島」という選択肢を加えてみてはいかがでしょう。そして、まだアジングにチャレンジした事の無いアングラーの方々、新しい年の始まりに新たな挑戦をスタートしてみてはいかがでしょうか。

Text&Photoby伊水衣鳴

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