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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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ライトジギングゲームを楽しもう

2018年 7月 16日 16時頃

季節はすっかり夏。ついひと月ほど前には「過ごしやすい」なんて言っていた事が、まるで嘘の様に猛暑が続いている今日この頃。ところで秋といえば秋刀魚(サンマ)、春といえば鰆(サワラ)。このように季節の流れに旬を交えて考える事も少なくない。では、夏の魚といえば何を思い浮かべるだろう? イサキ、キス、マゴチ…。いや、夏の魚と聞いて忘れてはいけないのがこの魚、カマスだ。

このカマスという魚、皆さんはどの位詳しく知っているだろうか。暖かくなると群れで行動を活発化させ、小魚などのエサを捕食するフィッシュイーター。あまり知られていないが、エサを捕食する際のスピードは瞬間的に時速100㎞を超えると言われているほどで、魚の中でも随一の遊泳力を誇る。カマスに属する種類は世界中で21種類。日本ではヤマトカマス、アカカマスの2種類が代表的なカマスとして扱われている。

2種の見分け方は簡単。腹ビレが背ビレより前にあるものがアカカマス。背ビレと同じ位置に腹ビレがあればヤマトカマスだ。他にもウロコの大きさでも簡単に判断出来るので、カマスが釣れた際には是非調べて見てほしい。また、この2種類のカマスにはそれぞれ旬の時期が異なり、アカカマスは冬が旬。ヤマトカマスは夏が旬で通年楽しめる。一般的にはアカカマスの方が美味とされているが、無論どちらも美味しい魚である。引き味はその細い見た目に反して強力。ライトゲーム系のロッドであれば、よりその引きが楽しめる。毎年ライトショアジギングを楽しむアングラーにとって、これからの季節は特に絶好の対象魚となる。ゲームフィッシュとしてファンが多いのは、味のみにとどまらず、その釣り易さも関係している。カマスは非常に獰猛で、光るものや動きの速いものには果敢にアタックする習性を持っている。そのためメタルジグ、ワームやシンキングミノーなど釣り方が幅広く、ルアーの大きさもよほど大きくなければ大丈夫なので、タックルを選ばず釣行に出掛けてられるのも人気の秘密だろう。

7月16日〜18日 中潮。そんなこんなで、大分県内でカマスが回っているとすればここだろうと、特に何の根拠もないまま向かった先は佐伯市上浦周辺。このポイントでは過去にカマスを狙った事がない初挑戦の場であったものの、去年の冬に訪れた際には磯場が近く潮通しも良く、更には干潮時にも割と水深があった事ので、ずっと目星を付けていた場所だった。

使用ルアーはメタルジグ。今回はパイロットルアーの役割も担ってもらうため、ルアーは比較的小さなメバリングやアジングで使われるような物を取り付けた。魚のサイズにもよるが、大きめのカマスなら30g前後のメタルジグでも十分にヒットへ持ち込めるので、あまり考え込む必要はない。

ただ、それよりも気をつけて欲しい点として、カマスを専門に狙う際はリアフックを付けて使う事をオススメしたい。メタルジグ系統のルアーは元からフロントのアシストフックしか付いていない事も割と多いが、カマスのように捕食が上手くない魚は意外とリアのフックにかかってくる事も少なくないためだ。

ポイントへ入り準備を済ませると、早速釣りに移る。釣り方は非常に簡単で単純。メタルジグを15m程軽く投げて着底したら巻き上げてくる。ルアーが水面まで来たら魚が後ろから追っていないか確認し、追って居ればその場で軽くロッドを上下して誘いを入れ、追っていなければ再び着底させる。特に技術的な難しさを感じる事も無く、下投げでも事足りるレベルのキャストしか必要ないため、子供や初めて釣りを始める人、特にメタルジグの操作方法が分からないって人には持って来い。徐々に慣れて来たら1シャクリ1巻き。俗に言うワンピッチジャークや早巻き等で更に釣果を伸ばす工夫を凝らしてみても良い。

更にここから応用編、と言うより裏技編。暑いなか長時間釣りするのは辛い。より効率的に晩御飯を調達したいなんて人向けにオススメするのがジグサビキ。これに軽過ぎない程度のメタルジグを取り付けたら今度は少しだけ遠目にキャスト。着底したらすぐに巻き始め、水面近くまで来たら先ほど同様に再度着底させる。ジグサビキを使う際はカマスの口の大きさに合わせて小さめのハリ仕掛けを使うと、必然とアタリはより多くなる。店頭で選ぶ際は、特に派手めな物を選んで買うと尚良い。

時間帯によっては釣れる数やサイズも違う。早朝や夕暮れ時には、より釣果を出しやすく良型カマスの群れも回って来やすくなる。更に気温も徐々に下がって釣りやすくなるもなるため一石二鳥。昼間どうしても暑くて釣りにならないといった人は、この時間を狙って来ても良い。次に数はともかく良型が持って帰りたい人には、わざとルアーの大きさやフックサイズを上げてみるのもオススメ。物理的に小さな魚の口に入らない様にしてあげる事で、大きなカマスだけ選んで釣る事が出来る。外道が多い、又はエンピツサイズの中に少し良型が交じってる…、なんてシュチュエーションでも割と便利な釣り方でもある。

こうやって様々な釣り方が楽しめるライトショアジギングでのカマスゲーム。大人から子供まで幅広く参加でき、夏のレジャーにも一役買ってくれることだろう。まだまだ夏の暑さは始まったばかり。十分な水分補給、帽子を被るなどして熱中症対策を万全にして夏の思い出作りを存分に満喫していただきたい。

Text & Photo by 伊水 衣鳴

筆者のタックル

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