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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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梅雨ならではの釣りを楽しもう

2018年 6月 19日 14時頃

梅雨という事で特有のジメジメ感が、煩わしさを感じさせる今日この頃。こうも毎日雨が続くと、釣りに行くにもレインコートを着たり、長靴を履いたりと、雨対策が必要で自然と億劫になりがち。しかし、雨だからこそ釣りやすい魚が多いのもまた事実。特に警戒心の強い魚は雨が降ると高活性になり、釣れる確率はぐんと上がる。

例えば渓流のイワナやヤマメなどは、鳥や地域によっては熊などの捕食動物から常に狙われているために、岩陰に隠れてエサを待つ。もし人間が水面を覗き込む様に人影を見せたり、沢沿いを歩くために足音を立てたならば、途端に岩の下へ逃げ込まれてしまうだろう。気配を消して山を歩くということは、常日頃から山の中で生活していない私たちには限りなく不可能に近い。そう言った時、私が絶好のチャンスと考えるのが、この夏の雨季。雨が降る事で小さな虫が川へ落ち、増水した川の流れはエサを広範囲に広げてくれる。ルアーをキャストできるポイントも増える。もちろん雨音や波紋によって、人の気配を消してくれる。梅雨の雨は渓流を登る釣り人に対して大きなアドバンテージになるという訳だ。

6月19日、中潮。午前5時30分、藤川内渓谷。この日、予報では佐伯市は午前中まで雨脚が弱く小降り。待ちに待った絶好のチャンスと、意気揚々に車で走ってやって来たのは、藤川内谷渓谷の藤河内湯〜とぴあ付近。今回も渓流では定番のミノーイングで攻めてみる事としよう。使用ルアーは釣れるミノーの代名詞、「Dーコンタクト」。少々値は張るが、これ1つで一日中釣りが展開出来るほど優秀な性能。移動距離が短くアピール力が強い。似たものはあれど、他に代わりのきかないルアーでもある。

まずは貯水池の少し上から探ってみる。ここは放水前と放水後では水面に残る落ち葉の量が違い、それに応じて釣りやすさが違う。雨量が少なく放水がされない時には、上流域からの落ち葉が滞留するため、最悪この場の釣りを諦める事も。水深は深い方で2〜3m。軽いルアーでは浮き上がり気味になるので、ココはヘビーシンキング系のミノーが使いやすいだろう。暑くなるにつれて、次第に小さなヤマメのヒット率は上がる。特に流れの緩い場所では固まって釣れる事がある。ヤマメを持ち帰る際は、リリースサイズをあらかじめ決めておくと良いだろう。子ヤマメの猛攻を受ける中、やっと手にしたグッドサイズのヤマメ。ここでは手前からの魚の反応が薄く、超遠投で水深約1mラインを念入りに誘っているとヒットした。ここで、すでに4匹のヤマメをヒットに持ち込む事ができ、活性は十分。雨が降る中、少し上流へ歩いて引き続き様子を見てみる事にしよう。

上流域では連日の雨により増水。普段狙えない場所も狙える他、いつものポイントは、より一層深さが増し、ルアーのアピール時間も増える。白泡が多い流れ込みの脇は普段より魚影が濃く、ここぞという場所で思惑通り事が進むので、なお面白い。丁度釣りが盛り上がって来た頃だったが、次第に雨脚が強くなり始め、これ以上は危険と判断。一番美味しいポイントの淵を残して後ろ髪を引かれる思いで一度帰路につく。山は私達を快く迎え入れてくれる場所であるが、時に自然が牙を剥く事もある。雨が強まったり、川の水色が少しでも変わったり、遠くの方から雷の音が聞こえた際には絶対に川には近づかない。これが鉄則だ。

さて、宮崎方面から大分市内へ戻って来ると、こちらはまだ小降り。時間もあることから、今回はもう一つ雨天時に楽しめる釣りをご紹介したい。同日、午後12時。夏、雨、濁りとくれば、思い当たるのはやはり夏のチニング。大分市乙津川のチニングだ。乙津チニングは数年前からこの時期、私の中での夏の風物詩と化している位、良く釣れ、良く引き、良く楽しめる。この魚も警戒心が強く、障害物や物陰を好み、そして常に自分より上を意識していると言った点でも、渓流のヤマメに通ずるところがある。

釣り方はお手軽簡単。バイブレーションをタダ巻きするのみ。アタリは雨天なら特に分かりやすい。スズキや青物の様にルアーを引っ手繰る感じでは無く、ガツンと根掛かりの様な強い手ごたえを感じたら魚と信じて渾身のアワセを入れる。強いて言えば、チニングはこの独特のアタリに慣れるまでは場数が必要かも。「アタリはあるが乗らない」なんて時でも、巻く動作は止めず常に一定を心掛ける。本チヌは特に用心深い性格とは裏腹に、一度捕食対象になったものには執念深く、続けてアタリが出る事が多い。しかしそれはルアーが絶えず動き続けている事が前提条件という事だ。釣り開始からわずか20分程でヒットしたのはキビレチヌ。黄色い胸ビレが特徴の通称キチヌと呼ばれるこの魚も本チヌ同様、雨で濁りが入ると釣れやすくなる代表的な魚。大きさは30㎝前後だが、やっぱりキビレチヌ特有の瞬発的な力強い引きは何匹釣っても面白い。

この後も12時から15時までで計3枚のキビレをゲット。絵面が似ていて変わり映えしないので、あえて複数写真は掲載しないが、3枚ともにサイズは30㎝前後。ルアーはいつも通り、根掛かり回避能力の高い「ブリーマーバイブ」。今回本チヌには出会えなかったが、キビレの活性は非常に高く、改めて梅雨の訪れを感じさせてくれる時間となった。乙津チニングのキーワードは「雨」と「潮回り」。何と言っても水深が浅いので、ルアーを引きずらない程度の水深は必要。オススメは中潮か大潮の満潮付近に出向くと丁度いい。

今回は雨をテーマに釣りを展開したが、この他にもスズキやメバルなど雨天時に活性が上がる魚がたくさんいる。活性が上がる要因は魚によっても、その環境によっても様々な要素があるが、一つ確実に言えるのは「梅雨は間違いなく良く釣れる」ということ。晴れた日を気長に待つのも良いが、雨は雨で普段狙えない魚達を手にする絶好のチャンスなのかもしれない。

Text & Photo by 伊水 衣鳴
この後も12時から15時までで計3枚のキビレをゲット。絵面が似ていて変わり映えしないので、あえて複数写真は掲載しないが、3枚ともにサイズは30㎝前後。ルアーはいつも通り、根掛かり回避能力の高い「ブリーマーバイブ」。今回本チヌには出会えなかったが、キビレの活性は非常に高く、改めて梅雨の訪れを感じさせてくれる時間となった。乙津チニングのキーワードは「雨」と「潮回り」。何と言っても水深が浅いので、ルアーを引きずらない程度の水深は必要。オススメは中潮か大潮の満潮付近に出向くと丁度いい。

今回は雨をテーマに釣りを展開したが、この他にもスズキやメバルなど雨天時に活性が上がる魚がたくさんいる。活性が上がる要因は魚によっても、その環境によっても様々な要素があるが、一つ確実に言えるのは「梅雨は間違いなく良く釣れる」ということ。晴れた日を気長に待つのも良いが、雨は雨で普段狙えない魚達を手にする絶好のチャンスなのかもしれない。

Text & Photo by 伊水 衣鳴

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