TOP ≫ 筏/川/ルアーTOP ≫ 釣行記事

釣り場 : 大分県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

Club :

Pride :

筏でのマダイ釣り

2018年 1月 1日 0時頃

シーズンインです。これまでの実績では、3月中旬からマダイのボウズが少なくなっています。私の基本はフカセ釣りですが、釣りイカダの上から狙う「イカダ釣り」と、決められた養殖イケスに伝馬船で掛かって釣る「カセ釣り」の二通りの釣り方があります。カセ釣りは免許を持っていれば船を借りて自分の好きな時間を釣る事も出来ますが、免許なしだと引き船に乗せてもらっての往復道中となります。狙いの型は80〜90㎝、6 〜10㎏ 級で話を進めます。

①地のイカダからのマダイ・・・釣り地のイカダ釣りは、駐車場から徒歩で行ける釣りイカダの事で、渡してもらう沖イカダの使用料金より安い。その代わり釣り人が多い時には、自分の好きなポイントへ入れる確率が下がります。それとエサ盗りも沖イカダより多い感じ。常時マキエが入る場所だからでしょう。また、アンカーロープが多い。もともと漁師さんたちの仕事場だから、イカダを固定しているアンカーロープは多く、5 〜10m 間隔でイカダをがっちりと固定しています。このロープ、魚のエサが付きやすく魚の拠り所になる。などのメリットがありますが、釣り人にとって非常に厄介でバラシの原因の多くは、ラインがロープに触れて切れる事なのです。これはチヌとマダイの両方を狙っている人たちが多い事も起因しているでしょう。

という事で地のイカダからマダイ専門で狙う時の仕掛けは、太仕掛けのガチンコ勝負。竿は磯竿4 号以上、リールは3000番以上、道糸7号、ハリス5号以上、ハリ12号以上、ウキはクロ・チヌ用で0号〜G2クラス、大型のエビやキビナゴを付けてゆっくりと落とし込んでいく方法と、1号以上の棒ウキとオモリを使った遊動仕掛けで底付近を重点的に狙う仕掛けの二通り。前者は1000釣法などの経験者が良いのですが、3月一杯は遊動仕掛けに分があります。マダイが浮き始めるのは大体4月頃からなので、それまでは底から1m以内を重点的に攻める方がマダイのアタリの回数が多いです。

4月を境に12月一杯までは、1000釣法と同じ理論で海面直下から底の方までマキエと共にツケエが沈んでいくイメージで釣ると、海面から3ピロ程度沈んだ時点でもアタリが出ます。糸を出さないガチンコ勝負で60〜70㎝くらいの一番多いレギュラーサイズは、ラインがロープに触れても、この仕掛けだとほぼ取り込めます。ツケエは大型のエビ、磯エビとか白エビ、大分であれば芝エビの特大・キビナゴ・小型のイカなど。私はこの仕掛けの場合には、沖アミは小さすぎるエサとして眼中にはありません。こんな仕掛けでも底の方でチヌを2枚釣っています。カンダイ釣りの10号ハリスでも、数枚のチヌを釣っています。

②沖イカダからのマダイ・・・釣り沖のイカダは基本的に釣りイカダとして設置されており、船で渡してもらうので料金も高くなります。メリットはアンカーロープの数が少ない、釣り人も少ない。よって比較的自由に釣る事が出来るし、他の釣り人の移動回数が少ないので、近距離にポイントを設定して丁寧に釣る事も可能になります。水深は地のイカダとあまり変わらず12〜17m位までの場所が多く、アンカーロープが少ない分だけ、地のイカダよりもマダイが獲れる確率が上がります。よって仕掛けの太さが変わります。竿は1・5〜2号クラス、リールは3000番ですが、道糸とハリス共に3号、ハリはチヌバリ5〜6号がメインとなり、ウキは0号を主体にします。

この仕掛けはヤリトリをします。普通の釣り人は曲げた竿を海中に入れる事は少ないのですが、ロープを計算に入れるとマダイの走り方によっては、竿を海中に入れて曲げるテクニックも必要になってきます。メリットはラインがロープに触れる事を防止する事と、竿の曲りに水の抵抗が掛かるので、マダイの力を更に弱める事が出来るのです。それとマダイが底付近に居る事の多い4月上旬頃までは、ツケエをわざと底に置いて、時々誘いあげてやるとマダイが釣れる確率が上がります。底付近でツケエが宙ぶらりんだと、エサ盗りのヒイラギに少しずつかじられて無くなる確率が高いのですが、ツケエを底に着底していると、エサ盗りにも本命のマダイにも見つけられることが減ります。そして時々エビが跳ねる様に斜め上方向へ1〜2mほど引き上げるのです。1m引き上げるとツケエはプラス30〜50㎝は移動して、それからゆっくりと着底します。マダイはツケエが落ち込んでいる時に良くアタって来るので、誘いの間隔は1分くらいにしています。理由は誘いあげてツケエが着底するまで20秒くらい、着底後ツケエが底に隠れている時間が30〜40秒位は必要だからです。誘い後にマダイが食って来る時は、マダイがツケエから5m以内に居ると私は思っています。逆に食ってこない時には5m以内にマダイが居ないと判断しています。よって、30〜40秒ツケエを置いて、その後に「誘い」を入れるのは、少し遠くから5m以内にマダイが来てくれる時間を設けているのです。この誘い方はチヌにも有効です。地のイカダと沖のイカダ釣りはテクニック的には同じですが、仕掛けの太さと竿捌きが違う事です。

③イケスのカセフカセ釣り・・・蒲江の湾内にある各種イケスは水産会社が保有しているので、勝手に船を着けて釣る事は出来ません。船を着けずとも、特にルアーマンはマナーを守って欲しいです。イケスのすぐ下は自然の魚が集まっている場所でもあり、格好のポイントなのですが、ジグを使ってイケス付近へ投入して網にルアーが掛って切ると、る時、魚の入れ替え、網の掃除など、魚が否応なしに網に触れる機会があるのです。また、網の破損や酷い時には人にも危険が及びます。ジグなどは着水後どの方向へ沈んでいくか予測不可能なので、イケス付近の使用は禁止するなど行政も動く必要があると私は思っています。フカセ釣りも同じだと反論もあるのですが、ルアーのフックに比べると明らかに違います。トリプルフックのダブルなどは比較のしようもありません。フカセ釣りのハリは網に掛かる確率も遥かに低い。私は年間20回近く通っていますが、仕掛けを投入してハリが網に掛かる事はまずありません。但し魚を掛けて網などで糸が切れる事はありますが、これは論外でしょう。

蒲江の湾内にあるイケスは基本的には片アンカーで繋いているか、両アンカーでのイケスです。片アンカーのイケスは、ウネリや津波に強いメリットがあるので普及しています。これはフカセの釣り人には非常にありがたい事です。基本的に1回のマキエで1投して1枚を狙う釣り方だからです。片アンカーのイケスは、潮の流れや風向きでアンカーを起点にイケスが常時動いています。極論はアンカーを起点に360度のポイントを釣る事になるのです。実際は最高で150度くらい(距離にして50m以上)は動いたこともありますが…。この事がダンゴでポイントを作るカセ釣りに向いていない事になるのです。

仕掛けは竿1号クラス、道糸2・5号、ハリス2・5号、ハリは5〜6号、ゴム張りガン玉5号、ウキは釣研「エキスパートグレZ/0c」が基本です。この仕掛けだとツケエが22m沈むのに10分くらいは掛かります。狙いはマジで90㎝、10㎏級です。実はハリス1・7〜2号で、7㎏オーバー(80㎝級)のマダイを4枚釣っていますが、10㎏級を3号ではなく2・5号という数字のハリスで仕留めたいからです。イケス周りのマダイはエサ撒きの船が着いて、エサを与える時が最大のチャンス。自動給餌器でのエサやりは、特に明確な変化を経験していません。

釣りが許されたイケスの水深は22〜28mの場所があって、イケスの深さは7〜8m位です。アタリが出始めるのはイケスの深さ辺りからで、ポイントは基本的にはイケスの影側です。マキエはイケスに近い所の竿下で広げ打ち、最低3回はマキエを打ちますが、絶対に続けて打たない事。これが出来なければ、深い位置までツケエとマキエを同調する事は出来ないからです。1パイ打って20〜30秒後に2ハイ目、更に20〜30秒後に3バイ目のマキエ、それから20〜30秒後にツケエを入れて、その上にウキを置きます。

もう一点はマダイが食うタナを見極める意味で、道糸に目印を取り付けておくと良いでしょう。水深分の目印、あるいは10mおきの目印などがあると非常に便利です。この釣り方で1投目から7枚連続で3〜5㎏オーバーのマダイを釣って、早々に引き上げた事もあります。また、昨年4月のカセ釣りは、乗っ込みチヌ(40㎝前後)の入れ食いに遭遇。イケスの近くにチヌが沢山いる事はアタリで分かったので、エサ盗り用のマキエをイケス近くに多めに打って、チヌを釘付けにします。20mくらい離れた位置にマキエを数ハイ打って、特大芝エビの1匹掛けでマダイを狙っても、25mの水深の10m位までツケエが届くとチヌが来てしまう展開。3時間くらいチヌを避わしてマダイを狙っても、チヌ・チヌ・チヌで、マダイはわずかに2枚だけでした。私がチヌを本気で狙っていたら、一日で100枚は超えていたと思うほど、チヌだらけの海も経験しています。

マキエ…沖アミ生9㎏+グレナビ2袋+押しムギ1㎏が基本のマキエです。ツケエ… 白エビ、磯エビ、芝エビなど大型、キビナゴ、小イカなど。沖アミを持参するとアジやサバなどのお土産釣りも…。地のイカダ、沖イカダ、イケスのカセ釣りは、磯釣りよりリーズナブルだと思います。大型狙いや家族でのお土産釣りなど、結構幅広い釣りが出来るのも魅力的、私がお世話になっているのは丸二水産、海月丸、十勝丸などです。行ってみて下さい。

筆者のタックル

つり太郎WEB内を検索

バーコード