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釣り場 : 熊本県

Writer : 編集部

Residence : 大分市

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冬の海でデイアジングに初挑戦

2018年 1月 2日 6時頃

12月にアジングに初挑戦し、もうそろそろ時期も終わるだろうかと思われた1月、どうやらまだ釣れているらしい。アジ、サバ、イワシといった小さな回遊魚は、その年によって好釣・不釣の波が大きいが、この冬はどうやら良い年のようである。私がよく行く天草は、アジの好釣り場として知られているが、本誌編集部のある大分は、その上をいく日本屈指の好場であるから、そちらでもまだまだいけるはずである。

1月2日、大潮。

前回行った天草の鬼池港にまた行ってみる。暗く凍てついた熊本市内を抜け、海面を照らす月明りを横目に走ること約2時間、目的地に着いた時にはすっかり夜は明けていた。今回はそう、デイアジングに挑戦してみる。朝まずめであるというのに、現場には誰も来ていなかった。もしかして釣れなくなったのかもしれないが、とりあえず強い横風の中、1・8gのジグヘッドにシラスみたいなアジングワームを刺して投げる。アタリは無い。しかし、引きに向かう潮は効いており、釣れそうな気はする。

やがて潮の流れがいよいよ強くなる頃、地元の人達が一人、また一人とサビキ仕掛けを下し始める。マキエが効き始めると、サビキ仕掛けにはキラキラと光るゼンゴが頻繁に掛かってくるようになった。時合いである。しかし、一つ困った事がある。私が一番潮上に居るので、ここにマキエは全く効いていない。立ち位置である防波堤の角には潮が当たり、間違いなく良い場所なのだが、マキエは全て潮下へと流れてゆく。

さて、どうしたものか? 場所移動か? 海面を眺めて考えていると、海藻の切れ端が目前を流れ去り、少し行ったところで戻ってきた。そうか、反転流か。潮は防波堤の角に当たり、潮目を引きながら左へと流れる、そこで右にチョイ投げし、潮に流れるまま糸を出し、リグが反転流に入るのを待つ。出る糸を指で調節しながら待つと、10mほど流したところで糸はこちらへと進む向きを変えた。そこで巻かずに竿先をチョイチョイとあおる。稚魚やアミの動きを演出してみると、一発目から強烈なアタリが来た。

尺アジかも? 口切れさせないように慎重に巻いてくると、緑鮮やかな小サバが釣れた。以後、反転流の中にも沢山のマキエが流れ込んだためか、アジ・サバ取り混ぜて次々に同じ手で掛かってくる。渓流魚籠が重くなった頃、時合いは続いているが、次の挑戦に移行。今度は全くマキエが効いていないポイントに挑戦してみよう。

鬼池から牛深方面に車を走らせる。遠目には長崎の山並が見え、この先は完全に外海の環境で、風も強い。しかし、こういう所こそアジの回遊が多いはずだ。ふと、沖提と波止の間に強烈な流れが出来ている漁港を見かけた。先行者はどうやら居ない。ここでやってみよう。沖に向かって防波堤の先端に立つと、潮は右後ろから左前にものすごい勢いで流れている。まるで川のようだ。さっきの釣り方が通用するなら、斜め後ろにリグを投入し、目の前をそのまま流し、糸を出しながら反転流の中に入れれば食って来るはずだ。

4〜5投目だろうか? 潮目から反転流に道糸が入るタイミングでククッ! と小さなアタリが来た。慎重に巻寄せると、エメラルドグリーンの澄み潮にシャンパンゴールドのゼンゴがキラキラと光る。アジはどうやら潮上に向かって泳ぐものより、潮に流されてくる物を好んで捕食しているようだ。アタリが遠退いた時にキャロシンカーで遠投しても釣れたが、これは巻かないと底に着いてしまう。それよりも1gのジグヘッドリグを潮に流した方が圧倒的にアタリが多いのだ。

アジは反転流の中に定位して、潮に流されてくる微細な甲殻類などを食べているようだ。メタルルアーも試してみたが、これには全く反応が無い。サバでも同じような体験をしたことがある。キビナゴの群れに付いていたサバは、かなり小さな奴でもメタルルアーに食ってきたが、それ以外の場合にはマキエに黒々と群れが寄っていても全く食って来ない。この日も渓流魚籠が一杯になったあたりで引き上げた。デイアジング、潮流の助けを借りれば、十分釣れる。

前回の釣行に手応えを得た1月7日、東京から帰省していた弟を伴い、再びあの激流ポイントへ。弟はルアーでアジを釣った事は無く、アジング初体験だという。前回同様、引きに向かう潮は激流を作っていた。ジグヘッドリグで釣らせてみるが、仕掛けを流すだけの釣り方がピンと来ないようで、キャロシンカーを付けた上で、ジグヘッドを0・4gと極端に小さくしてみた。この対応は当たったようで、弟もゼンゴだが初ゲット。

私は前回同様、ジグヘッドの流し釣りで狙う。今日は特に食いが浅いようで、多発するバラシに苦戦しながら、ポツポツと数を重ねる。やがて、潮が緩くなってアジのアタリが小止みになってくる頃、遠投した弟の竿が大きく締め込まれた。尺か?と思われたが、これはメバル。潮の流れに乗って引きが強く感じたようだ。

夜まで釣り続ければ、かなりの数が上がりそうだったが、今日も夕方に早上がりとした。食べるには十分な量がある、やはり新鮮なうちに頂こうではないか。家で手早くアジをおろし、お互いの挑戦の成功を祝して乾杯を上げる。アジとベラを刺身に、メバルは骨酒にして頂いた。もうすぐメバリングの好期に入る。道具と釣り場は同じなので、これからも楽しみは続く。冬の楽しみを見付けに、あなたも出掛けてみてはいかがだろうか?

HN/妖怪熊河童・記
夜まで釣り続ければ、かなりの数が上がりそうだったが、今日も夕方に早上がりとした。食べるには十分な量がある、やはり新鮮なうちに頂こうではないか。家で手早くアジをおろし、お互いの挑戦の成功を祝して乾杯を上げる。アジとベラを刺身に、メバルは骨酒にして頂いた。もうすぐメバリングの好期に入る。道具と釣り場は同じなので、これからも楽しみは続く。冬の楽しみを見付けに、あなたも出掛けてみてはいかがだろうか?

HN/妖怪熊河童・記

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