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釣り場 : 大分県

Writer : 編集部
Residence : 大分市
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深場?浅場?チヌの狙い場所はどっちがオススメ?
2016年 4月 12日 14時頃
まず、水温が低いこの時期は、深場でチヌが食ってくることを想像します。大型のチヌはある程度の低水温にも強く、底付近で食って来れば間違いなくデカいのですが、この手のチヌは単発がほとんどだと思います。1日中釣っていても大型は1枚しか釣れないということは、よくあることです。チヌは大型になればなるほど単独で動き、しかも縄張り意識が高まります。結果、大型チヌは単発的にヒットするのです。そこで、まずは水深10〜13mある大入島の石間沖波止での釣行を試みました。ここは沖一文字で、赤と白のポールがあり、潮の上げ下げによってどちらかに船で渡してもらいます。この時は上げが午前8時の満潮までで、14時に干潮だったので、赤いポールに降りました。
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上げ潮の時は、佐伯港方面に潮が流れ、下げ潮はこの反対となります。満潮時の水深が12m、干潮時は10m となるので、いずれにしても深場狙い。そこで、中層から底狙いができる仕掛けを作り、ツケエは「オキアミハード」とネリエと半ボイルをローテーションさせて、当たりエサを探ります。マキエも多めに打ち込んでチヌを集魚させます。数投後、ラインをピンと弾くアタリ! 少し間をおいてからラインがスーと走り、十分にラインを送ってからアワセを入れると、ズシッとした重みが竿に乗ります。凄まじい引きを何度も繰り返し、ようやく海面に姿を現したのは、50cmアップの体高があるチヌでした!この風格あるチヌを見て、やはり深場でアタればデカチヌが釣れるのかと思います。ちなみに実寸で55cm、腹パンパンの3㎏オーバーでした。この時はマキエを打つ場所を1点に絞り込み、マキエが効いているだろうと思われる所にツケエをステイさせるイメージで攻めてみた結果です。あまりマキエを打つ場所を動かしてしまうと、アタリが少なくなるので、低水温の場合はこの攻め方がオススメです。その後は40〜45cmまでを3枚追加できましたが、やはり大型は単発のアタリでした。低水温なのでエサ盗りはあまりおらず、こういう時は1枚目に大型が良く出る感じがします。
さて、浅場の方の検証ですが、こちらは津久見のとある道路沿いの釣り場を選択しました。満潮時に水深が5mで、干潮時は4m ほど。ここを満潮狙いで釣ってみます。水深が浅いので遠投し、マキエも一点集中。ツケエはハリス分で食わせるイメージで攻め、上げの3分でアタリ。ジワジワと持ち込むアタリで、じっくり食わせてからアワセを入れます。これが40cm級と少し物足りないサイズで、その後同サイズ3枚追加したが、大型は来ませんでした。これらの釣行を踏まえて、少ない釣行での結果ですが、現時点では深場狙いに大型チヌのヒット率が高いと言えるでしょう。時期的にはまだまだ十分に大型チヌが狙えます。水深が上がり始めている今がまさにチャンスと言えるでしょう。大分には深場の釣り場はたくさんあるので、心当たりのあるポイントを攻めてみる価値はありますよ。 ちなみに産卵期ですが、少し遅れているようなので、まだまだ乗っ込みチヌが狙えますよ。 |