No.2
サイズによる落ち方の考察
まずは、根本的な問題から考えてみたい。つまり、どのサイズのガン玉なら付けエサ先行で落ちて行くのかを探るのだ。ここでは、オーナーばりから発売されている「速手グレ」5号(39・9ミリグラム)を使用した時、どのサイズのガン玉なら付けエサを追い越すことがないかを単純に実験してみたい。
ガン玉は小さいものからハリスの中央部に打ち、徐々にサイズを上げて行く。どの号数まで上げた時に、付けエサを追い越してしまうのか、そのギリギリの号数を探るのが目的だ。
忘れてならないのは、エサの重量である。ハリには当然エサが付いているので、この重量を加味しなければならない。単純に考えれば、エサ+ハリの重量よりガン玉の重量が重くなれば、ガン玉が付けエサを追いこして沈むのだが、その間にハリスという余分なものが付いているため、どうなるか見物である。
まずはこの日の仕掛けの設定である。ハリスは1・5号、ウキは0号を使用し、ガン玉はハリスの中央部に打つ。ハリは前記した通り「速手グレ」5号である。この方法でガン玉のサイズを替えていくと、その沈下に微妙な違いが出た。
まず言えるのは、付けエサよりも速く沈むサイズを打つと、アタリが取りにくいということ。上のイラストのように、ガン玉が速いとその沈下に引きずられるように付けエサが沈下。それに伴いガン玉と付けエサの距離が縮まり、ハリスに弛みができる。この弛みがなくなるまでアタリは仕掛けに現れないのだ。ちょうどいいサイズを選択すれば、ハリスに余分な弛みができる事もなく、アタリも取りやすいことが分かった。できるだけ先行することを意識する裏には、こういった側面もあるようだ。
次にハリスの抵抗は意外に大きいということ。計算上では、付けエサにはガン玉のB?2Bほどの重量があるにも関わらず、G6が付けエサ先行の限界サイズであった。これは、エサとハリスにかかる水の抵抗の大きさを物語る。体積が大きくなればなるほど、付けエサは水の抵抗を受ける。そのため、重量では5分の1 程度のガン玉でも、ほぼ同じ速度で沈下するようだ。
また、付けエサの沈下が遅れる原因に、ハリスの表面張力も大いに関係することが分かった。ハリスをピンと張れている状態で流し始めれば、さほど気にすることもないが、グチャグチャの状態では、しばらく表面に漂ってしまう。それだけ時間のロスが出てくるし、ガン玉が先行する原因ともなるようだ。仕掛けを張って流す理由は、こんなことにもあるようだ。
検証結果
1. 平水時では、「速手グレ」5号が先行 するガン玉の限界サイズはG6。
2. ガン玉が先行する仕掛けは、アタリ が現れにくい。
3.ハリスの表面張力や、水中での抵抗 は以外と大きい。
※上記の結果は、流れのない水槽内での結果ですので、自然界ではその他の条件も加味され微妙に変化すると思われます。







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