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コラム 釣り雑学

週刊つり太郎に掲載された過去コラム

記事一覧

ネイティブとは?

今週号で取り扱ったイワナの記事。過去にも取り扱ったことがある内容ではあるが、ここでネイティブについて改めて考えさせられた。釣り人の言うネイティブとは、「昔からそこに生息している魚」となるが、では、どのくらい昔を指しているのだろうか?

実は、大分県の内水面研究所と一緒に、大野川の原種を求めてDNA 鑑定を行い、ある程度「これがネイティブのDNA なのでは?」といったところまで特定することはできた。しかし、結果はここまで。なぜならネイティブのDNA を保管していたわけではないため、最終的には特定できないのだ。ご存知のように日本の河川は、ほぼ放流された魚が入っている。そうしないと河川にヤマメやアマゴなどが残らないからだ。よって、もともとのネイティブはどんどん放流魚と交配し、どれがどれか分からないのが現状。極一部の漁協で守り続けている河川以外は、ネイティブなど存在しないことになる。身も蓋もない話だが…。だから釣り人はロマンを夢見る。どこかに居るはずであろうネイティブの血を受け継いだ魚を…。

今回取り上げたイワナに関して言えば、昔からいた、いなかったは別としても、およそ100年以上は子孫を残し続けたと考えている。イワナの寿命が5年だとすれば、20回ほど世代交代を繰り返した。私個人的には十分ネイティブだと思うが如何だろうか? また、そのような河川を出来るだけ守って行きたいとの思いもよけいに強くなる。

  • 2016年09月16日(金)08時38分

釣りと手品

先日行われたT・CLUB の夏期釣り講座の後、講師であった木村さんが来社した。その際に、「フカセ釣りで一番大切なのは、最初のキャスティングです」と話す。これは講習会でも最後にお話された言葉。キャスティングが上手く行かないと、それまでのマキエはもちろん、その後の流す時間まで無駄になる。だから「キャティングだけの練習をします」と話す木村さん。木村さんに限らず、クロ釣りを極めれば極めるほど、この重要性に気づき実践している人も多いはず。

これはフカセ釣りだけでなく、ルアー釣りでも同じ事が言える。魚が釣れそうな潮筋が分かったとしても、そこまでどうやってルアーをアプローチさせるかが重要。アプローチを間違えば、その一投は無駄でしかない。そして、釣りの難しいところは、キャスティングまでしか目視できないという所。ルアーや仕掛けを見事思い通りの場所にキャティングできたとしても、それからはあくまでイメージの世界。実際は潜ってみないと分からない。だから、「次の一投で釣ります!」と宣言して、見事釣り上げた名人を見ると、「スゲー!」と思ってしまう。

まるで手品。種を知れば「なるほど」と思うことばかりだが、それを知らないばっかりにいつも驚かされてしまう。釣りと手品は似ている。大切な部分は見えない。そんな大切な部分を惜しげもなく披露してくれる夏期釣り講座は、やはり貴重な時間だったと改めて思った。

  • 2016年09月09日(金)10時43分

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