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コラム 釣り雑学

週刊つり太郎に掲載された過去コラム

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サンマの漁獲枠

日本や中国、台湾など8 カ国・地域がサンマの資源管理を話し合う「北太平洋漁業委員会」で初めて国際的な数量制限が実現したニュースが流れた。兼ねてより言われていたサンマの不漁は、公海と排他的経済水域での外国船の漁獲量が増えていることや、環境の変化などが原因と言われていた。この国際的な漁獲制限は、クロマグロに続き今後も増えてくると予測される。

現在地球上の人口は70億人以上と言われ、限りある資源をどのように活用するかが問われている。このクロマグロ、サンマに限らず、海の生物は自然サイクルの中で見事なまでの生態系を作り、その一旦として我々釣り人がレジャーを楽しめるのだ。釣り人によっては不要な魚でも、大きな生態系の中では必要な存在。ぜひとも食べない魚であればリリースを心がけて頂きたい。

大分県の海だけを見てみても、カレイ類やタチウオ、アジ類などの漁獲高は少なくなっている。特にカレイは年々減少傾向が強くなり、ザブトン級のカレイは幻と言っても過言でないほど。そのかわり南方系の魚が増え、10kg オーバーのカンパチなどが釣れ始めたように、確実に海は変化している。釣れた魚が釣れなくなり、釣れなかった魚が釣れる時代に、釣り人もどんどん進化しなければいけないのかも知れない。

ベテラン曰く「釣りは罪深い趣味」。これを肝に銘じて置きたいと思うこの頃。釣れる楽しみを味わいながら…。

  • 2019年07月26日(金)10時31分

海からの情報量

もはや定番とも言われるアジング。一昔前には「アジをルアーで狙うよりエサ釣りの方が効率的だ!」との声があり、一部のルアーマンの釣りといったイメージであったが、今では初心者からベテランまで楽しむジャンルに成長した。

その根底にあるのは、「釣る目的から楽しむ目的」に移行した心情にあると思っている。もちろん、金銭的な面や手軽さなどもウケている理由であるが、効率や釣果の量を求めるのであれば断然エサ釣りの方が勝る。ルアーフィッシングにあるアクティブさや手軽さ、そして何より釣る楽しさなどが時代にあっているのではないだろうか?

戦後の食料不足も遠に過ぎ、お金を出せばある程度の物は手に入る時代。でも、そこに付加価値が求められるからこそ、自分で釣った魚を食べたいといった欲求も増えているように感じる。そして何よりオシャレ。釣って良し、食べて良し、イメージ良しとくれば、アジングを楽しみたい人が増えて当然と言えそうだ。

一方で、ルアー釣りとエサ釣りでは決定的に海から得られる情報量が異なる。潮の流れの強さ、他の魚の様子、刻々と変わる状況(ヒットする層など)。これらはルアー釣りよりも圧倒的にエサ釣りの方が、得られる情報量が多いので、やはり人より上手になるためにエサ釣りも覚えていると損はない。海は広く、大きな流れの影響で釣れる釣れないが左右される。だから面白くて止められない。

  • 2019年07月19日(金)10時05分

競技志向と大物志向

磯釣りにおいてトーナメントが開催されるようになってから、時折議論の的になっていることがある。競技志向の方と、大物志向の方ではどちらが本当に上手なのだろうか? 決められた時間(1 ~ 2時間)の中で、ルールの規定で勝敗を決める釣りは、自ずとそのルールに合わせて釣り方を変えていく。先掛けがあるか否か、キーパーのサイズはどのくらいかによって、戦法が変わるのだ。

一方、大物志向の方は、1日の釣りを通してその釣り場で釣れるであろう最大の魚を狙って釣りを組み立てる。マキエを打つ場所、仕掛けの流し方、釣り座などを決めて狙っている。

これに正解はないので、個人の好き嫌いで評価が割れるところである。個人的によりロマンを感じるのは、後者の大物志向である。釣り場によって釣れる最大のサイズは自ずと決まってしまう。そのギリギリのサイズをどうやって釣るか? 前提として数を釣ることで勝負している競技志向の釣り方とは、一線を概する狙い方。「一つの釣り場に米を一俵食べるくらいの期間通いつめなさい」と昔はベテランから言われたもの。つまり、それくらい通って始めてその釣り場のポテンシャルが分かり、それが分かってから大物釣りがスタートするといった意味でもある。

いろいろな釣り場がある中で、目移りしてしまうだろうが、同じ釣り場に通いつめて見えてくるものもあるはず。そこにも釣りのロマンが溢れている。

  • 2019年07月12日(金)09時57分

何事もほどほどに…

先日、ベテランのフカセ釣り師と話していると、このような話になった。「最近の方は、マキエをとことん撒いていますが、私からすると一気に撒きすぎなのでは? と感じています。チョボチョボと絶え間なく撒く方が、効果的なのでは?」。これには私も個人的に賛同する。ドカ撒きするのはよほど食いが悪い時や、納竿前に撒く時と思っている。

また、「同調をあまりに意識し過ぎて、防波堤や波止釣りでは返って釣れなくしているのでは?」といった意見もあった。これにも賛同。特にこれからはエサ盗りとの勝負になる。そのような時期にドカ撒き&同調をすると、返ってエサ盗りの餌食になって釣れるものも釣れないはず。何事もほどほどがちょうどいいのだ。ところで、この天気にはほとほと困っている。梅雨入りが遅れたかと思えば、今度は一気に降り過ぎである。土砂崩れや床下浸水などの被害もあったようだ。この天気に関してもほどほどにして頂きたい。

ほどほどとは、無理なく ・ 無理せずにといった意味合いや切りのいいところでといった意味合いがある。これは仏教でいう「中道」と同じ意味合い。出家した釈迦は想像を絶する苦行を行う中で、極端な偏りは何も生み出さない、真理をえるためにはその中程を貫く過程が大事だと気づき、悟りを得たそうだ。ならば、我々もドカ撒きの果てに釣りの悟りを得られるのかも知れないが…。

  • 2019年07月05日(金)10時16分

アジはどこへ行った?

「アジの釣れている所ありませんか?」、「アジが釣れないので、どこかオススメの釣り場は?」などなど、6月に入ってからアジ釣りのお問い合わせが多い状況が続いている。例年のようにアジが釣れない今年。アジがいなくなったのではないかと疑ってしまう。しかし、やはりいるところにはいる。先日、釣り人が集う食事会での話。「ボートで沖へ出ると、アジの群れが魚探にワンサカと映る! ほぼ毎回居るので、そこでアジを確保してからヒラメ釣りにでかけます」。魚探の映像にもアジの大きな群れだろう様子が写っていた。


また、とある釣り人との会話の中でもこういった話が上がった。例年の場所ではなかなかアジが釣れなくなった(釣れても小型主体)ので、ちょっと場所を変えて狙うようになった。今まで狙わなかった船道や際など。すると思った以上にアジが釣れますよ。

2つの話から推測するに、2つの原因が考えられる。水温とエサの不足である。水温は一向に梅雨入りしない状況にいつまで経っても上下の海水温度の差が縮まらない。そして、その影響でエサが不足している。そのため、アジの寄り付きが悪い。当たらずとも遠からずと思っているがいかがだろう…。またそのような状況でも居る場所もある。釣れない場所をいつまでも狙うのではなく、変わった釣り方や釣り場にチャレンジする精神が試されているようだ。つまり、変化する勇気が必要なのかも知れない。

  • 2019年06月28日(金)11時01分

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