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コラム 釣り雑学

週刊つり太郎に掲載された過去コラム

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四季のズレ

暑い、とにかく暑い。8月に入って雨が降ったのは1日のみ。海の表面水温は県南で25度を超え、表面の塩分濃度は高くなっている。6 〜 7月に毎年来る台風も、今年は一度も訪れることなく、この文章を書いている22日は、突然日向沖に台風が発生。どうなっているのか日本の天気はと言いたい。

釣りの世界でよく気にするのは冬場の最低水温。大分県沿岸に生息する魚は、海水温がおよそ12度を下回ると魚が活動を停止し、10度を下回ると死滅してしまう魚が多い。だからその日の水温をチェックして、魚が活動しやすいかどうか判断する。この適水温には最低水温があるように最高水温もある。今後はこの最高水温も気にしないといけない状況になりそうだ。以下は適水温の一例。チヌ(クロダイ)で13 〜 23度。クロ(グレ)で16 〜 20度。マアジで16 〜 26度、ヒラメで18 〜 24度、メバルで8 〜 22度、ハマチで18 〜 27度、マダイで17 〜 20度と一般的には言われている。

磯や船で出港した時には、この表面水温を必ずチェックすることをオススメ。特に磯場は一度渡るとしばらく瀬替わりもできないため、余計にこの水温が重要となる。また、塩分濃度なども魚の食いに影響を及ぼす。塩分濃度が濃くても薄くても、その一帯は魚が少なくなる。何事にもちょうどいい頃合いがあるようだ。まだまだ続く残暑。暑さ対策を万全にお願いします。

  • 2016年08月26日(金)09時55分

お盆に思う

2013年5月に、地元紙・大分合同新聞に「タチウオ漁獲量激減」との記事が掲載され早3年。その状況は改善するでもなく、今年に限っては「アタリはあれどハリに掛かるようなサイズではない」との話が多い。漁業関係者はもちろん、釣り人も頭の痛い話。世界的人口の増加や魚需要の増加などに加え、環境の変化、政治的問題などが複雑に絡み合い、我々釣り人にはどうすることもできない大人の事情が垣間見える。

昔は「お盆には殺生をしない」と決めこみ、お盆中は釣りに出かけない風潮もあったが、今では考え方の多様化、仕事時間の変化などもあり、そういった話も聞かなくなった。人それぞれの事情の中で釣りを楽しんでいる。まずはその認識の元、それぞれのお盆を楽しんでいただきたい。

とはいえ、やはり釣りは生き物の命をとって楽しむ業が深い趣味である。竿を出さなければ殺さずに済む命を、殺してしまう可能性がある。お盆はそんなことを思い出させてくれる大切な期間だと認識したい。

とある僧が釣り人に尋ねた。「貴方は何が楽しくて魚釣りをするのですか?」。釣り人は答えた。「自分が思った通りに魚が釣れるのが楽しい!」。そこで、僧はこう切り返す。「では、釣り上げたらすぐに逃がしてあげたら?」。

自然はいつも釣り人の欲を受け入れてくれる。最近年をとったせいか、そのような自然に何かできることはないかと考えてしまう。地域も、日本も、世界も魚を求める限り…。

  • 2016年08月12日(金)10時07分

イメージの世界

とある遊漁船の船長が、「昔はお客さんにいろいろなアドバイスをしていましたが、最後はお客さんが聞く耳を持ってくれるかどうかが問題。私の言うことを表面だけでなく奥深くまで悟ってくれるお客さんは、やはり釣ります!」とボソリとつぶやいた。電話口で聞く私にも思い当たる節があり、耳の痛い話だった。

いろいろなことを試したい、雑誌で読んだあの釣り方を試したい。いつも頭の中は情報で溢れ返っているため、いざ自然と対峙すると大切なことが抜けてしまう。そう、自然(魚)に合わせるということ。釣れなければ釣れないほど次なる引き出しを求めて、頭の中は煮えくりかえる。どうにかしてくれ! なぜ釣れないんだ!! 心で叫ぶ…。

そんな時は竿を休めショートした頭を休める。大切なのは、マッチ・ザ・ベイト。自然に合わせること。だって私たちは明らかに不自然なルアーやエサを食わせようとしているのだから…。心を落ち着けるため深呼吸する。

魚釣りはイメージの世界。先輩やベテラン、または遊漁船の船長などのアドバイスを聞き、そのアドバイスをどのように汲み取るかも非常に重要だ。そして、いざ自然と対峙した時に、それをチョイスすることが重要。頭では分かっているがなかなかできない。名人やプロと呼ばれる人たちは、この辺りが非常に上手だ。最後は、自分が選ぶルアー(仕掛け)で釣れる釣れないが分かれる。常に自然からは問われる。それで合っているの? 答えは魚のみぞ知る。

  • 2016年08月05日(金)10時41分

マキエと魚の関係

我が社にある写真を整理していると、大分市の坂ノ市一文字に1日で400人以上上がっている風景の写真を発見した。この時は、アジ・サバがカゴ釣り、フカセ釣りでよく釣れた。体長30 〜 40㎝級のアジ・サバが一人で20 〜 30匹も釣れれば、前述したような風景になるのも頷ける。

ところが近年は全くと言っていいほどこういった風景を見かけない。これにはいろいろな説がある。環境の変化で魚の通り道が変わった、乱獲の影響、潮の流れが変わった。どれももっともらしく頷けるのだが、こういった説の中に、「釣り人が集まらなくなり、マキエが入らないからだ」といった説もある。これには妙に納得してしまった。

昔を思い起こすと、坂ノ市一文字なら余程のことがない限り釣り人が上がっていないことはなかった。必然的にマキエが常時入るため、人工的な漁礁のような環境になっていた。ところが、近年は釣り人の足が遠退き、ルアー釣りの方も増えたため、なかなか魚が寄り付かなくなったのでは? といった考え方だ。

これが正しいか正しくないかは神のみぞ知るであるが、自分本位な考えを至るところで見かけるような気がする。余ったマキエは持ち帰る。邪魔なエサ盗りは釣り上げて捨てる。ゴミを海へ捨てる。

「この暑いのに何処へ」、「魚を養殖に…」とはベテラン釣り師が良く言っていた言葉。自然とはできるだけフィフティ・フィフティでとの考えの現れだったと今に思う。

  • 2016年07月29日(金)09時36分

ベイトリールの逆襲

本誌でも何度か取り上げたことがある「ベイトフィネス」とはベイトリールを使ったルアー釣り。今年になって何かと話題にのぼっている単語である。そもそもベイトリールとは、キャスティングのコントロールがしやすく、大物とのパワーファイトもこなせるリールとして、バス釣りで重宝されているリール。では、なぜこのベイトリールが他のジャンルでも使われ始めたか?

まず挙げられるのは、技術革新の恩恵により極めて軽いルアーまで使用できるようになったこと。これにより、海釣りで使用するルアーでも遠くへ飛ばせるようになった。また海は当然大型魚との遭遇も多くなる。それに合わせてリールにもパワーが求められるようになった。大まかにはこのような事情でベイトフィネスが巷で話題に上るようになった。そして、ここからは私の個人的推測。昔はバス釣りしかしなかった人たちが、近年はバス釣りのシーズン以外は他の釣りも楽しむようになった。そのため、バス釣りで多用していた「ベイトリールを海でも使いたい」といった要望が増えた。これも釣りの進化。いろいろなジャンルの人がいろいろな意見を出すことで、釣り道具・文化はどんどん進化する。

一昔は「バサーのものだけ!」といった認識だったベイトリールの逆襲なのである。これからはおっさんでもベイトリールで釣りが楽しめる時代。ちょっとオシャレで面白い釣り。それがベイトフィネスだと考える。

  • 2016年07月15日(金)09時21分

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