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コラム 釣り雑学

週刊つり太郎に掲載された過去コラム

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春の釣り

先日、春の陽気に誘われて近所の河原を歩いた。普段車で通り過ぎる河原も、すっかり春の気配。至る所にツクシを顔をだし、春の訪れを告げている。見慣れない車が通り過ぎたかと思えば、路肩に横付けする。リアウィンドウに釣具メーカーのステッカーを貼っている。釣りの虫がうずいた釣り人だろう。いそいそと準備を済ませ、川岸へと小走りに向かった。道具立てからしてフライでオイカワなどを狙うのだろう。田舎なので、まだオイカワが釣れる川なのだ。しばらく釣りを眺めることにした。

春の陽気にキラキラと光る川面。振り子のようにしなるロッドから、ムチのようなラインが前に後ろにたなびく。シュッという合図とともに、フライがポイントへ飛翔。川の流れに沿うようにゆっくりと流れる。唐突に川面がピシャッと跳ねる。フライを尾ビレで叩いた! 次が本アタリだ…。静寂の中で心臓がドキドキするが、アタリは来ない。見切られたか…。他人が行っている釣りでこうも自分が興奮するとは思わなかった。釣りが分かって来れば来るほど、見ていて飽きない。釣り人の流し方、誘い方などでその人の性格が分かる。ちょっと早かったか…。そんな思いだったのだろう、しばらくしてその人は、釣り場を後にした。

キラキラと光る川面からオイカワが飛び出すことはなかったが、それでも面白かった。春のウキウキした気分、気候なども含め、これが釣りだと改めて感じた一日。釣れる釣れないはその次の話である。

  • 2017年03月31日(金)10時44分

桜の開花

3月も後半となり、そろそろ桜の開花予報が出始めた。今年の開花予測は3月25 〜 31日と月末とされ、各地でお花見の準備がスタートしている。

暦がそれほど普及していなかった頃は、自然変化から季節を感じ、農業や漁業に役立ててきた。大分県で有名な日出町にある魚見桜などはその典型である。また、最近では、津久見市四浦半島に咲く河津桜などを目安にする人も増えているのでは? 日々の中で気温や天候は分かっているので、徐々に春が近づいていることは分かっている。それでも桜が開花することで余計に春を感じるのは、視覚や聴覚など五感を通して春を感じることができるからか…。人間は自然の中の一部、自然の営みには逆らえない。

釣りを始めることで、自然を感じる瞬間が多くなる。今まで気付かず過ごしてきた出来事が、突然ものすごく意味があり貴重な出来事であると思えるのだ。冬枯れし土と化した養分が、雪解け水とともに川に流れ込み、海へと注ぐ。その栄養分で海が豊かになり、また何億もの生命が命を繋ぐ。季節を通していろいろな魚に触れていると、否が応でもこのエコシステムの凄さに脱帽してしまう。

そして、また今年も桜の咲く季節を迎えた。いろいろな魚が産卵を迎え、また新しい生命に満ちた海が戻ってくる。大分沖では、ちょうど大型アジやヒラメ、良型マダイなどが釣れ、大いに船上を賑やかにしている。桜の開花とともに、釣りの喜びが増えるだけに余計待ち遠しくなるのだ。

  • 2017年03月24日(金)10時46分

日本 の 春告魚

南北に長い日本は、北の北海道から南の沖縄まで釣れる魚が異なる。それだけに地方独自の釣り方や呼び名が存在し、それがまた興味深くも感じる。

当然、日本各地には「春告魚」と呼ばれる魚がいて、魚種が変わってくる。一昔前なら北の春告魚は「鰊(ニシン)」だったが、近年はなかなか獲れなくなった影響で、代わりにメバルがそう呼ばれ始めた。一番分かりやすい「鰆(サワラ)」は、魚偏に春と書く漢字が当てはめられ、瀬戸内を中心に春告魚といえばサワラと決まっている。大分県ではもっぱらメバルが春告魚として馴染み深い。

鰊やメバル、鰆以外にも、兵庫県のイカナゴ、伊豆諸島のハマトビウオ、また、渓流釣りでは3月に解禁されることからアマゴやヤマメなども春告魚と呼ばれている。今も昔も春は待ち遠しいもの。魚の到来とともに春を感じる日本人の心を感じる。

長く寒い冬。先人たちはその冬をどうにかやり過ごし、体感としても暖かくなってきたのを感じ始めた頃、春告魚に出会うことで冬が明けたことを感じた。その喜びとともに迎えられた魚たちは、何よりも嬉しいごちそうだったと想像する。もちろん、今でもその気持ちは想像に難くない。1日粘って、ツケエが丸残りで上がってきていた日にはなおさらのこと。春告魚という呼び名は、そんな喜びに溢れる呼び名なのだ。三寒四温とともに一歩ずつ近づいてくる春。釣りをしながら貴方は何に春を感じるか?

  • 2017年03月17日(金)11時00分

日本の春告魚

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南北に長い日本は、北の北海道から南の沖縄まで釣れる魚が異なる。それだけに地方独自の釣り方や呼び名が存在し、それがまた興味深くも感じる。

当然、日本各地には「春告魚」と呼ばれる魚がいて、魚種が変わってくる。一昔前なら北の春告魚は「鰊(ニシン)」だったが、近年はなかなか獲れなくなった影響で、代わりにメバルがそう呼ばれ始めた。一番分かりやすい「鰆(サワラ)」は、魚偏に春と書く漢字が当てはめられ、瀬戸内を中心に春告魚といえばサワラと決まっている。大分県ではもっぱらメバルが春告魚として馴染み深い。

鰊やメバル、鰆以外にも、兵庫県のイカナゴ、伊豆諸島のハマトビウオ、また、渓流釣りでは3月に解禁されることからアマゴやヤマメなども春告魚と呼ばれている。今も昔も春は待ち遠しいもの。魚の到来とともに春を感じる日本人の心を感じる。

長く寒い冬。先人たちはその冬をどうにかやり過ごし、体感としても暖かくなってきたのを感じ始めた頃、春告魚に出会うことで冬が明けたことを感じた。その喜びとともに迎えられた魚たちは、何よりも嬉しいごちそうだったと想像する。もちろん、今でもその気持ちは想像に難くない。1日粘って、ツケエが丸残りで上がってきていた日にはなおさらのこと。春告魚という呼び名は、そんな喜びに溢れる呼び名なのだ。三寒四温とともに一歩ずつ近づいてくる春。釣りをしながら貴方は何に春を感じるか?

  • 2017年03月17日(金)10時59分

春・産卵期

厳しい厳寒期を乗り越えると、次に命を繋ぐ産卵のシーズンを迎える魚が多い。マダイやチヌ、クロなど釣りの対象として人気の魚もこの産卵期に入る。この時期に各地で見え始めた湧きグロは、この産卵を迎えていると思われるため、これが終わらないとなかなか釣れない。魚も食よりも産卵行動を優先すると思われる。数々の危険を掻い潜ってここまで命を守ってきたのは、この産卵のためといっても過言でない。魚によっては命がけとなる産卵は、いわばドラマのクライマックスなわけだ。

魚の卵には、大きく二つに分けて水に浮く卵「浮性卵」と沈む卵「沈性卵」に分かれる。ほとんどが前者の「浮性卵」であり、産み落とされたらそのまま潮の流れに任せて行ってらっしゃい。孵化した場所がどこであろうと、そこからその魚の一生が始まることを考えると、やはり過酷と言わざるを得ない。孵化してすぐに自分の力で泳ぎエサを食べ、危険を回避する力がないと、大きく成長することはできない。およそサケで3000個ほどの卵を産み、成魚になるのは0.06% 〜 0.07% と言われる。つまり2 〜 3匹ほど。結局、± 0 で落ち着く。他の魚もおよそこれに当てはまる割合。自然というシステムは実にうまくできているのだ。

  • 2017年03月10日(金)09時31分

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