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コラム 釣り雑学

週刊つり太郎に掲載された過去コラム

記事一覧

川は危険?

大野川漁協が主催した「大野川杯鮎CUP」の取材の際、組合長の若松さんとお話する機会があった。若松組合長は、昨年より大野川漁協を大改革するため、経営感覚で組合の運営に当たられている方だ。そんな若松さんの言葉で印象に残ったものがある。「今、組合は高齢化問題の真っ只中です。これからは、遊漁者を準組合員と見立てながら、遊漁者に喜んで頂く河川作りをしないと組合としての運営が成り立たない」。

この言葉は全国の内水面組合の共通の悩み。組合員と遊漁者の境目は網を打つかどうか? でも今の若い世代で「網を打って魚を獲りたい!」と考える方は少ないし、やろうとも思わない。それであれば遊漁者で十分なのである。となれば、積極的に遊漁券を買ってもらおうといった施策をしなければならない。漁協運営の瀬戸際なのである。

今までの漁協の考え方とは明らかに異なる考えに、少々ビックリしながらお話を伺った。そして、今後は第二の大野川漁協が出て来てもおかしくない状況。ようやく漁協が遊漁者に目を向けてくれたといった思いと、今後は漁協と共同歩調がとれるような仕組みが必要だと感じた。最後に、「川は危ない場所なだけでない。日常では楽しく、安らぎを与えてくれるもの。危険だから近づかないといった今の教えでは、川が死んでしまう」という若松さんの言葉が重い。川があって、海があり、沿岸の漁業が潤う。今からの大野川漁協に注目していきたい!

  • 2016年09月30日(金)10時29分

釣りは難しくなったの?

とある宴会の席で、「釣りは難しくなったのか?」といった議題が上がった。各種グレ釣りトーナメントを勝ち上がった経験者ばかりの集まりだったので、いろいろな意見が飛び交ったのだが、私なりにまとめた解釈は以下の通りだ。

全国的に環境の変化の影響で、以前より魚は少なくなっている。それだけに、以前のようには釣れなくなったが、釣れ方はそれほど変わっていない。しかし、より沢山釣ろうと思えば、それなりに工夫しないと釣れない。当然の理由にぶち当たった。全国的にみて魚の数は減少している。これは環境問題や日本の漁業のあり方など、複数の要因でこうなってしまった。個体数が減ると、競い合って食べる必要もなくなる。よって食わせる技術が必要になる。当然難しくなる。でも、これは人より多く、大きな魚を釣りたいといった場合であり、釣ることそのものはそれほど難しくない。

とある名人の言葉が重たい。「皆フカセ釣りって聞くと小難しい釣りだと敬遠しがち。もっと誰でも釣れるよと教えないと面白い世界にならない」。この言葉は我々マスコミにも原因がある。より高度なテクニックを読んで欲しいとばかりに小難しく書いてしまう。反省しなければならない事柄。狙っている魚は変わっていない。それほど魚の性格が変わっているわけでもない。ちょっとの工夫で劇的に釣れる方法をお伝えしなければと改めて感じた日。

  • 2016年09月23日(金)09時39分

ネイティブとは?

今週号で取り扱ったイワナの記事。過去にも取り扱ったことがある内容ではあるが、ここでネイティブについて改めて考えさせられた。釣り人の言うネイティブとは、「昔からそこに生息している魚」となるが、では、どのくらい昔を指しているのだろうか?

実は、大分県の内水面研究所と一緒に、大野川の原種を求めてDNA 鑑定を行い、ある程度「これがネイティブのDNA なのでは?」といったところまで特定することはできた。しかし、結果はここまで。なぜならネイティブのDNA を保管していたわけではないため、最終的には特定できないのだ。ご存知のように日本の河川は、ほぼ放流された魚が入っている。そうしないと河川にヤマメやアマゴなどが残らないからだ。よって、もともとのネイティブはどんどん放流魚と交配し、どれがどれか分からないのが現状。極一部の漁協で守り続けている河川以外は、ネイティブなど存在しないことになる。身も蓋もない話だが…。だから釣り人はロマンを夢見る。どこかに居るはずであろうネイティブの血を受け継いだ魚を…。

今回取り上げたイワナに関して言えば、昔からいた、いなかったは別としても、およそ100年以上は子孫を残し続けたと考えている。イワナの寿命が5年だとすれば、20回ほど世代交代を繰り返した。私個人的には十分ネイティブだと思うが如何だろうか? また、そのような河川を出来るだけ守って行きたいとの思いもよけいに強くなる。

  • 2016年09月16日(金)08時38分

釣りと手品

先日行われたT・CLUB の夏期釣り講座の後、講師であった木村さんが来社した。その際に、「フカセ釣りで一番大切なのは、最初のキャスティングです」と話す。これは講習会でも最後にお話された言葉。キャスティングが上手く行かないと、それまでのマキエはもちろん、その後の流す時間まで無駄になる。だから「キャティングだけの練習をします」と話す木村さん。木村さんに限らず、クロ釣りを極めれば極めるほど、この重要性に気づき実践している人も多いはず。

これはフカセ釣りだけでなく、ルアー釣りでも同じ事が言える。魚が釣れそうな潮筋が分かったとしても、そこまでどうやってルアーをアプローチさせるかが重要。アプローチを間違えば、その一投は無駄でしかない。そして、釣りの難しいところは、キャスティングまでしか目視できないという所。ルアーや仕掛けを見事思い通りの場所にキャティングできたとしても、それからはあくまでイメージの世界。実際は潜ってみないと分からない。だから、「次の一投で釣ります!」と宣言して、見事釣り上げた名人を見ると、「スゲー!」と思ってしまう。

まるで手品。種を知れば「なるほど」と思うことばかりだが、それを知らないばっかりにいつも驚かされてしまう。釣りと手品は似ている。大切な部分は見えない。そんな大切な部分を惜しげもなく披露してくれる夏期釣り講座は、やはり貴重な時間だったと改めて思った。

  • 2016年09月09日(金)10時43分

過去に例のない事

先週から引き続き、太平洋岸を迷走する台風10号。この号が発売された頃にはおそらく日本列島から遠ざかっていると予測しているが、今年は過去に例のない気象状態が続いている。まず、気象庁によると統計がある1951年以降、東北の太平洋側から上陸した例はない。上陸すれば1カ月の上陸数は4個となり、62年8月以来3例目となる。逆に言えば、それだけ九州に台風が来ていない! 台風が存在しない「空白」期間が6月30日までで196日間となり、気象庁が統計を取り始めた1951年以降で過去3位に並ぶ長さ。首都圏(神奈川県を除く)渇水、沖縄、九州の雨不足、6月29日の九州大雨などなど。

これも起因はエルニーニョからラニーニャへ以降するための大気の不順から。これに引きづられるように魚の動きも例年にない動きを見せているのは皆様ご承知の通り。過去のデータが重要と言われていたのは一昔前の話。データ通りに行くはずがない状況続きとなっている。

2010年の本誌9月最初の号では、「カワハギ釣りスタート」や「ライト・ジギングでタチウオ」の文字が踊る。これを考えると、たった6年でこうも釣りが変わるのか…。魚は自分の身を守り、子孫へ命を繋ぐため、生き残りをかけた毎日を繰り返す。日々の繰り返しが大きな変化を生む。釣り物が変わった事実もこの一旦。

天気に勝てない! 太古の人々が雨乞いした気持ちが分かるような気がするこの頃。

  • 2016年09月02日(金)09時06分

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