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コラム 釣り雑学

週刊つり太郎に掲載された過去コラム

記事一覧

魚の産卵期

一般的に言われる旬とは、産卵期に入った魚のことを指す。産卵する準備に入った魚は体力を蓄える意味合いから盛んにエサを捕食する。また、往々にして脂が乗って美味しい魚となるため、昔から旬の魚は普段よりも高めで取引されている。

魚釣りにおいては、盛んにエサを食べるといった意味がより重みを増し、産卵に入った時期を狙う釣り方もある。この産卵期は魚にとってもドラマティックに変化する時期。ある魚は自らの体色を変化させ、メスに求愛する。また、別の魚は体を変形させる。産卵期に入った魚ならではの行動(繁殖行動)もあり、それらを加味して魚をハリに掛ける醍醐味があるのもこの時期ならでは…。

体の変化もさることながら、どのような魚が産卵期に残っているかも重要。より警戒心の強い魚が次へ命を繋げば、やはりそれだけ釣るのが難しくなるだろうし、環境の変化に強い個体なら、のちのちはより環境の変化に適応する魚ばかりとなるだろう。そのように徐々に変化しながら長い長い年月をかけて進化してきた。それが今我々が釣っている魚の子孫だ。産卵期には大昔から脈々と続く命を肌で感じる時期。だから不必要な命は取らず、できるだけ海に返してあげたい。

この冬を乗り越えれば、いろいろな魚が産卵期に入る。これも冬があるからその季節が巡ってくる。そう思うと、この寒さもなんだか耐えられそうな気がするこの頃。

  • 2017年02月03日(金)09時42分

ワカサギに思う

休日にうたた寝をしていると、釣友から連絡が入った。「ワカサギが大漁だったので、おすそ分けするよ」との嬉しいニュース。ワカサギもさることながら、久しぶりのワカサギ豊漁に胸が踊るニュースとなった。

公魚と呼ばれるワカサギは、常陸国麻生藩が徳川11代将軍徳川家斉に年貢として霞ヶ浦のワカサギを納め、公儀御用魚とされたことに由来すると言われる。釣り人には、氷に穴を空けて釣る氷上の釣りが有名。大分県で釣れるワカサギはほぼ放流に頼っている状況で、北海道では湖と河川を行き来するワカサギもいるそうだが、大分県ではほぼダム湖内に定住していると思われる。春に向けて産卵を迎えるが、水温が低下するとともに徐々に大きな群れを形成し、比較的暖かい水域を求めて群れでスクールする。これを狙う釣りが大分県のワカサギ釣りとなる。

ちょっとほろ苦いワカサギを口にすると、その当時の風景や寒かった思い出が蘇る。数年前にワカサギ釣りに出かけた時は、一面の雪景色であった。スパイクタイヤでガリガリとアイスバーンを削りながら、冷や汗をかきながらダム湖へ足を運んだ思い出がある。暖かい部屋の中で、冬の風物詩を堪能するほど贅沢はない。

どんな釣り物でもそうだが、やはり苦労して口にした魚ほど感傷深くなる。思い出とともに味わうから、それともそれだけ貴重な味だからか…。ほろ酔い気分の中、頭の中には雪景色に舞うワカサギが鈴なりになる。

  • 2017年01月27日(金)10時29分

大寒波と魚の迷走?

先週末は、大寒波の襲来で東日本を中心に大雪に見舞われた日本列島。北西の風に体の芯から冷えた週末となった。この影響で、釣行予定もキャンセル。釣りと天気は切っても切り離せない。

日本だけに留まらず、ヨーロッパでも寒波の影響で大混乱。イタリアやポーランドでも氷点下、ロシアのモスクワ周辺で-36.2度を記録したとか…。これも一昨年、昨年と猛威を奮ったエルニーニョの影響。世界各地の異常気象に、例年通りの有り難さを心底感じるこの頃。

ところで、この寒波で魚も寒いのでは? と思っていたが、海水温が高めとあり、まだまだこんなものでは冬は来ないといった雰囲気で、まだエサ盗りも見えるし、ハゴイタも泳いでる。表面水温は下がっているが、中層はまだ温い。この海の迷走ぶりにはどうしたものかと頭を悩ませるばかり。年を越したメッキアジ、まだ釣れるハゴイタ、深島沖でヤズの数釣り、ようやく入ったカマスなどなど。どれも秋から冬にかけて見られる釣果に、とても年を越しているとは思えないのだ。

この状況に、各地で「釣り難い」といった声が聞こえる。ところが、とある船長は「今までの釣りで釣れないなら、違う狙い方をしないと釣れる訳がない」と言う。異常気象には自分にとって異常な釣りで対抗する。ハリスやリーダーを極限まで細くしたり、逆に太くしたり…。魚が迷走しているのか、自分が迷走しているのか分からなくなる。

  • 2017年01月20日(金)09時24分

今年の初競りに思う

明けましておめでとうございます。本年も本誌をよろしくお願いいたします。今年の正月は天候もよく非常に過ごしやすい正月となった。各地へ釣りに出かけた人も多く、釣具店さんでも賑わいを見せていた。

5日、マグロの初競りが築地市場で行われ、青森県大間産のクロマグロ(212kg)が7420万円で競り落とされた。なんとも豪快なニュースであったが、このニュースに海外からは非難の声も上がっている。ご存知のようにマグロは絶滅の危機に瀕する魚種のひとつ。問題は、繁殖の準備が出来ていない3歳未満で捕獲される太平洋クロマグロは全体の95% にもなり、西太平洋で捕獲されるクロマグロの大多数が日本の領海で取られたものということ。釣りをしない人にはあまり体験として感じられないことが多いかも知れないが、釣り人だけに他の事象とも重なることが多い。

昭和57年より発刊しはじめ、今年で35年目を迎える本誌。年々取り扱う魚種が少なくなっていると感じるだけに、できる限りこういったニュースも取り上げていきたいと感じている。魚があっての釣り。魚がいなくなれば釣りはできない。そして、魚のニュースに感心をもって貰えるのも釣り人と漁業関係者のみ。だからこそ皆さんに知って頂き、他の方にも伝えて欲しいと感じる。

初釣りを楽しんだ方も多いはず。今年も皆さんが楽しい釣りが楽しめるように本誌もホッとな情報をお届けします。

  • 2017年01月13日(金)09時38分

クリスマスだから

先日見たニュースで衝撃的だった。試験的にコンビニで取り入れた自動レジサービスのニュースだ。バーコードリーダーが埋め込まれた買い物カゴに商品を入れる際にバーコードを読み込ませ、レジにて自動的に会計できるといったシロモノ。アメリカでは試験的に無人店舗サービスAmazon Go が開始され、ますます買い物において人と人の繋がりがなくなっていくような感じがする。

とはいえ、人が関わらない物は全くない。商品には作りての思いが込められ、小売店ではそれを如何に購入者へ届けるかの試行錯誤が日々繰り返されている。見えないところに必ず誰かが携わり、それで生活している人がいる。

クリスマス間近となり、釣具店でもクリスマスセール真っ只中。どれにしようか頭を悩ませている影で、釣具店のスタッフの苦労を感じてしまう。釣具店のスタッフたちが頑張っているお陰でクリスマスセールもあり、我々も楽しくお買い物ができる。また、遊漁船の船長さんたちがクリスマスや正月でも休まず出船してくれるから、我々もその日を有意義に楽しむことができる。見えないとことで人は繋がり、その繋がりがゼロになることはない。

どれだけIT が進化しようが、その影にいる人たちへの感謝は忘れたくない。何せクリスマスなもので…。いつも自分のことに精一杯の私も、この日だけはいろいろな人に感謝を捧げるつもり。もちろん本誌愛読者の皆様なら尚更。皆様に良いクリスマスが訪れますように…。

  • 2016年12月23日(金)12時01分

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