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コラム 釣り雑学

週刊つり太郎に掲載された過去コラム

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大漁旗の力

昔の漁師は、魚が沢山穫れると大漁旗を掲げて帰港した。これを目印に、港では船の受け入れの準備をし、にわかに活気づくのだ。大漁旗には人を高揚させ笑顔にする力がある。また、海上の安全と豊漁の願いを込めて知人、友人、親戚、漁師仲間から贈られる祝いの旗として大漁旗を贈る風習がある地域もある。

実は近年では帰港の際に大漁旗を掲げることが少なくなった。その理由は、受け入れ準備がそれほど必要がなくなったことや、大漁旗を揚げることのデメリットなどがあるそうだ。そこで、あまり使わなくなった大漁旗を使ったグッズが販売されるようになってきた。

大漁旗ブレスレッド(大漁旗を編み込んだ物)。ショルダーバッグ、あづま袋、手拭き、絵馬、スマホケース、ステッカーなどなど。いずれも朝日をバックに荒れ狂う波、元気に飛び跳ねる魚が描かれたデザインが象徴的。そして、この大漁旗に込められた思いが商品にも込められているのが特徴的だ。

大分県で言えば、佐伯市蒲江では、よくイベントの時に大漁旗を掲げて景気を付ける。見ている人も元気にしてくれる。なにより大漁という言葉の響きが人を熱くさせる。

馬肥ゆる秋。冬を迎える前の荒食い期がいよいよ訪れようとしている。朝晩の冷え込みとともに、これから大漁の言葉が飛び交いそうだ。朝晩の冷え込みとともに状況は好転する。心に大漁旗を掲げて、ぜひ釣りに出かけよう!

  • 2016年11月04日(金)10時13分

スマホフィッシング

昔カウチポテトという言葉があった。ソファーなどに寝そべりながらポテトチップスを食べ、映画やテレビを鑑賞する様子を表す言葉だった。これをもじってカウチフィッシングという言葉もあった。こちらもソファーなどで釣りのビデオや番組を楽しむといった様子。こちらももはや死語に近い。

現在では、釣りの動画が動画サイトに溢れている。そして、この動画はパソコンやスマートフォンなどで簡単に閲覧できる環境になっている。十数年前にこんな状況を誰が想像しただろう。そして、この動画によって商品PR 方法も様変わりしている。ある釣具店では、新製品の情報をいち早く伝えるために動画を活用し、釣具メーカーも積極的に動画を取り入れ商品PR を展開。カウチフィッシングならぬどこでもここでもスマホフィッシングなのである。

そして、今年はVR 元年。あのVR ヘッドセットを被り、360度で映し出される映像を擬似体験できるといった代物。バーチャルの世界がココまでくると、夢か現実か分からないといった感覚に襲われるのではないだろうか?

それだけによりリアルな体験が重みを増す。ゲームで釣っても何もないが、リアルで釣れば手に残る感触や釣り上げた魚を食べる体験が残る。それはスマホフィッシングでは味わえない体験となり、一度体験するとなかなか抜け出せない。来月からが本格的な秋の釣りシーズン! ぜひとも仲間と一緒に出かけませんか?

  • 2016年10月28日(金)10時23分

魚毎に異なる価値

今週号でご紹介した大山川のアユは、ものすごい記録物だった。年魚であるアユが尺(30㎝)までに成長するには、自然障害を乗り越え、仲間との生存競争に勝って初めて成立する。そんな魚がもしも自分の竿に掛かったら…。私なら穫れる自信がない。

アユやモイカは、ほぼ1年しか寿命がないが、逆にコイやマダイは寿命が長い魚と知られている。コイは平均で70年、マダイは20年と言われているが、ネットで調べてみると、今までの最高年齢はコイは70年以上、マダイは40年と言われている。

マダイに関しては、昔から養殖魚として研究されているため、いろいろなデータがある。体長は1歳で全長約18㎝、2歳で約25㎝、4歳で約40㎝に成長。それからは徐々にしか成長しないため、1mクラスのマダイとなると、数十年生きてきた魚であることは間違いない。そんな魚たちと竿や糸を通して会話する喜びは、何ものにも代えがたい。それが魚釣りのロマンだと思う。

もう一つだけ追記したい。与えられた条件の中で、過酷なハードルをクリアして、生き延びてきた魚はもちろん凄いのだが、その魚を育んできた自然があることも感謝。大アユと言えば、お隣は熊本県の球磨川が有名であるが、これからは日田の三隈川水系も記憶に留めて欲しい!それほど素晴らしい川を取り戻そうと、地元の漁協を始め、官民で取り組んでいる姿勢が、このような魚を育てた!

  • 2016年10月21日(金)08時59分

釣りという文化

釣り文化というと昔東京湾で行われていた脚立釣りを思い出す。その昔、アオギスを釣るために、干潟に立てた高い脚立に船頭が釣り人を渡す。点々とある脚立に釣り人を渡し終えた船頭は、煙管をくゆらせながら、釣り人の釣れ具合を眺めるといった風景があった。しかし、これも東京湾の埋め立て開発が進むにつれ、徐々に消えていった。今ではアオギスも幻の魚となり、東京湾の脚立釣り文化は途絶えた。

魚が釣れなくなるとともに消え行く釣り文化も多い。大きくは環境的な要因が原因となる。ひとり一人のちからではどうしようもない事柄。これと同じような例は他にもある。タナゴやメダカなどがその代表であり、そのうち海の魚でも同様の現象が起こり得ると考える。

ユネスコが平成21年に発表した消滅の危機にある言語の中に、日本の言語・方言が8 つ含まれていた。言葉も釣りもそれを使う(行う)人がいなければ、絶滅してしまう。釣りはレジャーという位置づけにあるが、もう一つの側面としてある文化に注目すると、その趣も異なる。今貴方が作っている仕掛けも、その文化の先に考案されたもの。その仕掛けに到達するのに何百年も歳月がかかっている。

水面から下は、現代でも想像の世界であり未知との遭遇。それを想像してきた先人たちに脱帽するとともに、それを支える技術が、今のように楽しい釣りの世界を作ってくれている。魚がいる環境を守ることが大前提であるが…。

  • 2016年10月14日(金)09時57分

秋の海と感性

朝晩が涼しくなり、いよいよ釣りシーズン到来! 高過ぎた水温も落ち着き始め、いろいろな魚が活発にエサを捕食するシーズンとなった。1年の中で春と秋は、魚が活発に泳ぎエサを捕食するシーズン。そんな風景を謳った俳句も多く存在する。
〜秋潮の沖の黒さや塩屋閉づ〜 澤木欣一。
〜秋の潮荒磯の牛にきて戯るる〜 富澤赤黄男。
〜波が波生んで秋潮太りゆく〜 塩川雄三。

いずれも秋になって海の様子が変わり豊漁を予感させる様を詠んだ唄。日本人の感性は季節の移ろいを感じとり、そこから生まれる人間の感情を汲み取る。豊作の秋、豊漁の秋を迎えることで、これから始まる長い冬を耐え忍び、翌年の春を元気で迎えたいといった気持ちが伝わってくる一句。

現在でも漁師の間でこの感覚(気持ち)は変わらないのだが、食生活が豊かになり、生活が多様化する中で、一般人が日々の生活で豊作や豊漁を感じることが少なくなった。それだけ自然から遠ざかったと感じるのが寂しい。唯一残されたのは釣りという趣味。この趣味ばかりは自然相手のため、天気や潮、季節の移り変わりを肌で感じ楽しむ。

連続する台風に嫌気が差しているこの頃。久しぶりに海にでかけると、色や雰囲気が随分と変わっていることに気づく。いよいよシーズンの到来。秋のモイカ、アジ、青物、マダイが貴方を待っている!

  • 2016年10月07日(金)12時25分

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