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コラム 釣り雑学

週刊つり太郎に掲載された過去コラム

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秋カマスは…

いよいよ夏を迎え、暑さの厳しい日々を迎えた。こうなると、俄然夜釣りを推奨したくなるが、私の知り合いの奇特な御仁は、「夏からはカマスだ!」と県南から県北まで出かけ、今週釣れたカマスは何㎝だったと報告がある。なかなかカマス専門で狙う人も少ないと思うが、カマスはイカと同じように一潮毎に大きくなると言われ、秋になるとそれこそ、「秋茄子と秋カマスは嫁に食わすな」と言われていた時代もあった(私の言葉ではありませんよ)。
秋になると、脂が乗って、非常に上品な味わいとなるカマス。実はあまり知られていないが、最高速度150km に
も達するほど遊泳力があり、鋭い歯も持ち合わせている。口は受け口で、下顎の先端に鋭い歯が1本、上顎に大きな歯が2本あり、これで魚を咥えて逃さない。奥に行くほど犬歯が大きくなり、まさにフィッシュシーターといった風貌。ジグでカマスを狙っていると、1日でジグの塗装がボロボロに剥げることもある。格闘の跡、勝負した証。
今年はまだ大分市内では釣れている様子はないが、県南からぼつぼつ釣れ始めたとの情報がある。いずれお盆過ぎ頃から各地で釣れ始め、9 ~ 10月には、臼杵市や大分市でもカマス釣りが楽しめるはず。
釣り上げたカマスを頬張る。ホクホクの白身と粗塩が抜群の相性を見せる。ただただ無言で海の幸を頂く。これぞ釣り人ならではの醍醐味。かのカマス御仁は「一つの魚種に絞ることで見える世界もある」そうだ。

  • 2020年07月31日(金)10時37分

夜釣りの季節

6月に気象庁より発表された3 ヶ月予報では、今年は猛暑になるそうだ。まだ梅雨明けしていないにも関わらず、
雨が上がればうだるような暑さ。おまけに今年はマスクの着用もあり、よけいに暑い。これからは熱中症対策が必須となりそうだ。
これだけ暑いと日中は釣りどころではなくなる。そうなると俄然面白くなるのが夜釣りだ。大分県の夜釣りといえば、定番であったタチウオ。近年大分や別府ではあまり見かけることもなくなり、狙えるのは県南主体となっている。
それでも、涼しい夜釣りでかけ、夜の海風に吹かれるのは心地いい。街の喧騒を離れ、波音だけを聞きながらモクモクとリールのハンドルを巻く。もやは癒やしでしかないと思うのは私だけではないはず…。タチウオが狙えなくとも、アジやマダイ、チヌなども狙え、そこそこ面白いはずだ。
今日訪ねてきた会社社長は、このコロナ禍で散々な目にあっている。それでも「夜釣りにでかけるだけで、萎えそうな心がリセットされ、明日への活力が湧く」とつぶやく。
海から眺める都会の灯り。大勢の人が生活し、それぞれの事情を抱えている。そう思うと、自分の悩みなど小さく感じる。海にはそんな包容力があるそうだ。
悩んでいても始まらない。何かチャンスがあるはず。魚釣りに出かける目的は、そのような思考の旅でもある。暑い日中は避け、ぜひ夜釣りに行こう! 異なる景色を見ることが発想の転換を運んでくれるかも知れない。

  • 2020年07月24日(金)12時27分

記録的な大雨

球磨川の氾濫に続き、大分県の玖珠川・三隈川・大分川でも川が氾濫し、甚大な被害が出た。被災された方々が語る恐ろしい体験は、我々への教訓、いつどこでどのような形で被災するわからない時代になった。

大分県のホームページによると、2014年6月から2020年7月までのおよそ6年間で、「大雨警報」が出されたのは69回。実に1年間平均11回も警報がされている。毎年塗り替えられる記録に、「記録を塗り替えるのは競技だけで十分」と愚痴もこぼれてしまう。それほど多い。

また恐ろしいのは、年ごとに増えているということ。2014年は5回だったのに対し、2018年は10回、2019年は15回。それだけ大雨が頻繁に降るようになった証拠といえそうだ。また、大雨が短時間に集中するため、川のキャパを越えていることも特筆したい。後は、低気圧が過ぎるルート上に、自宅や会社があるかないかだけ…。宝くじなら当選も嬉しいが、線状降水帯が当たるのだけは誰もが避けたいはず…。それだけいつ自分の身に降り掛かってもおかしくない状況になっている。

環境は変わった。昔の話は通用しない。これは我々釣り人は体験を持って知っているだけに、今回の大雨でもそれを再認識させられた。そしてちょっとした差(工夫)で被災を免れたといった話も多い。考えられる範囲のちょっとした工夫を今からでもしておくことが必要かも知れない。天気に敏感な釣り人の視点で…。

  • 2020年07月17日(金)09時32分

球磨川の氾濫

先週号で、「大水が出た時の魚の避難場所」について書いたタイミングで発生した熊本県球磨川の氾濫。7月6日の時点では未だに収束の目処も立たず、被災された方々の心中を想像すると本当にいてもたってもいられない状況。今年はコロナ禍の真っ只中とあり、もはや手も付けられないとはこのことだろう。そのような中、旅館業の再建に向けてドロを掻き出す方の映像が目に焼き付く。とんでもない事態になった。ただただお悔やみする次第…。
鮎師にとって球磨川といえば、聖地でもある。尺アユが釣れる場所でもあり、球磨川釣行は一度は体験してみたい川。急流下りなどでも知られるようにもともと荒々しい渓相が続く。そのような急流に揉まれて成長するアユは、他のアユとは一味違う、筋肉隆々のマッチョなアユとなる。そうでなければ、あの急流では生きていけないのだろう。また、球磨川で長年アユ釣りを楽しんでいると、足の親指の裏にタコができるそうだ。急流で流されないように親指だけで踏ん張っていると、自然とタコになるとか…。球磨川ダコ。それほどの急流であるだけに、その氾濫は物凄いものであったはずだ。
一日も早い復興を願うとともに、また球磨川でアユ釣りが楽しめる日を待ち望んでいる。過酷な環境がマッチョなアユを育むように、この試練の先にはもっと美しい球磨川や球磨川の町並みが戻ってくるはず…。まだ先は長い。我々一人ひとりができることを考えながら復興を願う。

  • 2020年07月10日(金)09時28分

大水の魚の避難場所

昔から「大水の時には魚は岩陰に隠れてやり過ごす」と言われていた。中には、支流へ逃げるや落ちてしまうといった意見もある。これは魚種によっても変わるかも知れないが、主にアユやヤマメでの話である。

北海道大学の牧口博士らが10匹のヤマメ(サラマオマス:20~30cm)に発信器をつけたところ、大型台風による大洪水にも関わらず、1匹も流されることなく、いつもと同じ場所に留まっていたそうだ。また、岐阜県の土木研究所自然共生センターでは、実験河川で人工的に大水の環境を作ったところ、コイ類はワンド部分の巻き水になった部分に集まっていることが分かった。つまり、人間が考えている以上に魚は隠れ場所を知っているということ。

逆に言えば、洪水に耐えるためには、巨礫、流木、水草、氾濫源、ワンド、蛇行といった複雑な河川構造が必要になり、護岸などが行われた単調な河川では攪乱に対して脆弱になると考えられるとの研究結果も出ている。

また、もう一つの仮説、「支流に逃げる」も研究結果によって証明されている。普段は殆ど水量がない支流でも、増水時には水量が増し、魚の避難場所になっている。※この研究ではオショロコマとヤマメを確認。

一見無駄と思われるものが、実は重要だったといういい例。普段は変哲もない川が大水が出た時には絶対必要な場所になる。この考えは人間界の災害対策にも十分当てはまるはず。備えあれば憂い無しなのだ。

  • 2020年07月03日(金)10時06分

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