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コラム 釣り雑学

週刊つり太郎に掲載された過去コラム

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時代は巡り繰り返す

かれこれ20年以上前の話。船に乗って大分沖にタチウオ釣りに出かけた。この当時は、まだ岸壁でもタチウオの数釣りが楽しめ、夏になるとタチウオ狙いの釣り人が坂ノ市の縦一文字白灯台に集合していた。手軽に釣れるだけに「わざわざ船に乗ってタチウオを釣るか?」と訝しがられた記憶がある。それでも、水深20 〜 30mで楽しめるタチウオ釣りはその食わせの妙味、フッキングからの強烈な引きなど、病みつきになる要素がたくさんあった。

それから数十年で、このように船のタチウオ釣りが盛んになるとは誰が想像したか…。とあるメーカーさんが浅場で楽しめるタチウオ釣りを提唱しているとの話もある。時代は巡り繰り返す。そのうち昔行われていた釣りがフッとした瞬間に脚光を浴びることもある。個人的には岸壁で楽しめるチヌやイシダイを狙った落とし込み釣りなど、面白い釣りだと思うのだが、いかがであろう…。これをツケエで釣るのではなく、ルアーで狙うのだ!

ルアーでチヌを狙い始めたも、ここ10年以内の話。これも個人的にはチヌの立ち込み釣りがルアー釣りに変化したと考えている。昔行われていた釣りを現代風にアレンジすることで、また違った楽しみが増える。これを繰り返しながら釣り文化は徐々に進化する。ゆっくりと確実に…。

魚が変わっているわけではない。ただ釣り方が変わっただけというのがミソである。釣りはこれだからやめられないし、飽きることがない。魚がいる限りは…。

  • 2017年10月06日(金)08時58分

今年は変な動き

ようやく秋らしいシーズンに突入。来月からは本誌もいよいよエギングの記事を扱うが、すでに300g級のモイカの数釣りを楽しんでいるといった話も上がっている。そんな秋の午後、ベテラン釣り師から連絡が入った。

まずは第一報。「○○でエンピツサイズのサヨリの群れが入った。今まで見たことがないほど大きな群れだ!」。これだけでも珍しいのだが、第二報では「サヨリはひと潮毎に大きくなっているけど、それを追いかけてタチウオも入って来た」と刻々と変わる海の様子が伺える。そして第三報、「波止釣りでチヌを狙っていたら、40㎝のイシダイがヒットした!実に珍しい」。

この御仁、約20年以上市内で竿を振り、その都度釣果メモを残しているだけに、どれだけ滅多にないことなのか推し量れる。もちろん、春から夏にかけては「魚が少ない」といったコメントの日々だった。

20年以上、市内で竿出ししているベテランでも魚が居なければ釣れるはずもない。逆に言えば、ベテランとは魚が釣れる時に、いかに効率よく上手に魚を釣り重ねることができるかを問われる。そんなベテランでも興奮するほど今年の釣果の乱高下は酷い。日本の株価以上に酷い。漁獲高は景気と連動するというウワサもあるだけに少々不安になってしまう。

とはいえ、状況は徐々に好条件の海へ近づいていることは間違いない。春から夏にかけて寂しい思いをした私など、待ってましたと言わんばかり。変な動きでも大歓迎のこの頃。

  • 2017年09月29日(金)09時31分

台風18号の爪痕

17日に大分県内を襲った台風18号。大分県南から宮崎県北部に渡って多大な爪痕を残し、日本列島を縦断。見る間に増水する河川に、戸惑った方も多かったのでは? 今年は北部九州豪雨や今回の台風18号など大きな水害が多く、被災された方にお悔やみするとともに、被災しなくともいつそのような水害に遭うか分からないと肝に命じた。一日も早い復旧をただただお祈りする。

個人的には、氾濫することなど考えられ無い中小河川が集中豪雨により氾濫していると考えている。気象ニュースでは、「観測史上1位」と言われる豪雨が増えている。どんどん記録を更新しているのも気がかり。激しい雨が降り続くと思っていると、みるみる河川が増水する。それほど水を蓄えることができない中小河川なら尚更増水するスピードは速い。都市の排水処理能力を遥かに超える雨量。溢れ出す水…。水辺と接することが多い釣り人だが、平時ならともかく、災害時にはそれら経験も役に立たない。緊急速報が届いたら、できるだけ地盤の硬い高い所へ非難すること。

2015年に大分県で「大雨警報」が発令されたのが7件、2016年で11件、2017年はすでに13件と年々この警報の発令数は増えている。それだけ気象が変わってきている。また、災害に遭った時に一番重要なのは情報。それを一番に入手できるスマートフォンは必須である。もちろん釣り人なら水に濡らさないようにする準備は万全のはず。できればモバイルバッテリーなども必須したいと考えるこの頃…。

  • 2017年09月22日(金)09時23分

ツケエvs ルアー

昔から議論の的となっているのが、ツケエが有利かルアーが有利か。もちろん、自然界ではルアーなどはあるわけはないので、ツケエの方が自然なのは間違いない。ただし、釣りたい魚に食い気がある場合との前提条件が付いてしまう。

魚がいるのに食わない。食い気がないのか何かに違和感を感じてしまうのか、どうにもツケエに見向きもしない時がある。この現象を体験した人も多いだろうが、何をやっても食い気を見せなかった魚が、潮が変わった途端ツケエを追い始める時もある。この何をやっても食わない時に、ルアーでリアクションバイトさせると、ツケエよりもルアーの方が釣れる。逆に食い気があればツケエの方が断然有利。

あくまで私個人的な感覚なではあるが、ツケエとルアーの魚が食ってくる確率は、6対4 ほどだと感じている。反論もあろうが、あくまで個人的意見だと流して下さい。

ところが、こと今年に限ってはルアーの方が釣れている。逆にエサの方が釣れないと感じることが多い。その原因はやはり潮。例年ではあまり流れない潮が流れることで、魚の元気がなく、食い気も悪い。総じてツケエになかなか反応しない。今、大分市内で釣れているタチウオなどは正にこの状態がピタリと当てはまる。

「ツケエは最強!」だと思っていた私の頭に強烈なハンマーが打ち下ろされた。思い起こせば、エギvs 泳がせ釣りも似たような議論であった。こちらも時と場合によることは皆さん承知の通り。いろいろな釣りを楽しんだ方がお得かも…。

  • 2017年09月15日(金)09時43分

不自然なツケエ

「ツケエをいかに自然に見せるか?」。そういった課題を元に、フカセ釣りを楽しんでいる方が多いはず。かくいう私もベテラン釣り師から口酸っぱく言われたが、このツケエを自然に見せることも時と場合、魚種よっていい場合もあれば悪い場合もある。特に狙っている魚種によって、効果的な場合もあれば、そうでない場合もある。それはその魚種の性格にもよるような気がする。

クロ釣りの場合、ツケエを自然に見せる方法を徹底しないと、なかなか釣果に結びつかない。特にオナガ釣りの場合はなおさらその傾向が強い。一方チヌ釣りの場合は、それに当てはまらないケースが多い。好奇心が旺盛な魚は返って不自然に見せることで、ツケエに興味を持たせる場合もある。また魚食性の強い魚は、なおさら不自然な動きでリアクションバイトを誘う場合もある。こういったように、一つの法則も、時、場合、魚種によって様々に枝分かれするため、どれが本当でどれが本当でないのか分からなくなる。難解なパズルと同じ。分からないから堂々巡りをしてしまう。

「魚釣りは難しいよ。でも難しい事柄ほどシンプルに考えた方がいい。釣れなければエサを変える。タナを変える。まずはこれから…。これらを試してダメなら流し方や仕掛けを変える」と、遊漁船の船長から教えてもらった。「通常は沖アミなんて大分の海に居ないのだから、それ自体が不自然。釣れればいいのだ」と開き直る自分もいる。釣りの難しさはこういった些細なことの連続である。不自然は時に自然に…。

  • 2017年09月08日(金)09時59分

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