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コラム 釣り雑学

週刊つり太郎に掲載された過去コラム

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海水魚とルアー

フィッシングショーOSAKA が無事閉幕し、今年も5万人を超える釣り人で会場は大賑わいとなったそうだ。年々来場者数が上がっていることに、喜びを感じるとともに、ますますルアー釣りが脚光を浴びている事実に、様変わりする釣り業界を垣間見る。

30年以上前では、海水魚はルアーではあまり釣れないといった考えが主流であった。広い海の中では、エサで魚を集めないで釣ることは効率が悪いとの考え方が主流であった。だが、そこからいろいろな知恵や進歩が加わり、今では、エサ釣りよりも効率的に釣れると考えられるようになったため、このように逆転現象が起こっている。釣具店での売上も、エサよりもルアーの方がウェイトが大きくなっていると聞く。時代は目まぐるしく様変わりしている。

釣具店とは、エサの匂いが充満しているイメージがあったのは一昔前。今では清潔な店内で、次々と入荷される新製品が並び、あたかも家電量販店のようなムードさえある。釣りが変わるとメーカーから発売される商品も変わり、釣具店も変わる。毎年、フィッシングショーの様子を見るたびに、その動きが顕著になっているのを感じ、本当に今までとは異なる意識が必要になったと痛感する。

海水魚でもルアーで釣れる。もっといろいろな魚が釣れるだろうと想像するだけでワクワクする。まだまだ海のルアー釣りは始まったばかり。思ってもみない魚が釣れることを夢見て、今日もルアーを振ってみる。

  • 2018年02月16日(金)10時01分

魚を想像する

コツコツ、スーッ、ピシャッ。冒頭から何かの暗号かと思うような文章になってしまったが、釣りのアタリを文章に表すと、このような表現になることが多い。読者に想像力を求める文章となり、他に方法がないものかと思案し続けているが、やはり今のところはこれしか思いつかない。よって、今後もこのような文章になることをご理解頂きたい。

このように擬音で表される部分が本当は一番分かりづらく、肝心な部分だ。釣りは、竿や糸を通して魚がどういった状態であるのかを想像し、そこから次の動作を考える。この場合だと、コツコツで魚がツケエを齧っていると想像し、また食い込みも浅いと判断したため、スーッで仕掛けを送り込み、より深くまで食い込ませる。そして、間合いをおいて最後のピシャッでアワセを入れた。やっぱり暗号である。

釣りで目に見える部分は海面上の穂先や糸の動きのみ。強いていえば、水面下に漂う仕掛けを途中まで追えるが、そこから先は見えないので、想像するしかない。竿と糸を通して魚と会話する。その中からさらに想像を膨らませて次の釣果へ繋げる作業が釣りだ。だから名人から聞くアドバイスも、非常に曖昧な部分が多く、そこから先は想像してご覧といった具合。想像力と洞察力が更なる釣果の鍵となる。

厳寒期、魚がどこに居て何をしているか想像してご覧。そして、どんな状態ならエサを食べたくなるか…。果てしない海中散歩の後、貴方の釣り方がもっと理に適ったものになっていると想像して欲しい。

  • 2018年02月09日(金)09時47分

内水面漁協の苦悩

先日、とある会議の場で、ある内水面漁協の組合長さんと話す機会があった。その組合長曰く「今の漁協は3重苦だ」とのこと。一つはシラスウナギの減少。これは言わずもがな全国的にも問題となっている。福岡を始め、鹿児島や宮崎県では、ウナギ漁の自粛をしている状況。ニホンウナギは危機的状況であるのは間違いない。

二つ目は、組合員の高齢化問題。これは、漁協の自助努力が至らない部分もあるが、年々高齢化が進むとともに組合員の数も減っている。そうなれば組合としての活動費の減少、活動の減少、最悪の場合は漁協の消滅といった事態もあり得る。そして最後の三つ目は、年々被害が拡大しているカワウの問題。「せっかく放流してもカワウが魚を食べてしまってはどうしようもない。高齢化も進み、カワウ対策もままならない」と頭を悩ませているそうだ。

釣り人にとっても漁協がなくなることは本望ではない。やはりちゃんと管理され、放流される河川があるから安心して釣りを楽しむことができる事実は忘れたくない。そんな漁協を今支えることができるのは釣り人以外はいない。釣り人が正しく遊漁券を購入し、ルールを守って釣りを楽しむことが、漁協運営を支え、未来の釣りを約束してくれるはず。

自然の後退、資源の減少などの問題意識は漁協も釣り人も関係ない。未来へこの環境を繋いでいくために、釣り人としてできることを考えて行きたいこの頃。

  • 2018年02月02日(金)11時50分

見渡す限りの湧きグロ

毎年、年末年始あたりになると、決まって聞くのが「ものすごい数の湧きグロが湧いていた!」といった話だ。今年も例の如くこの現象が目撃され、その数に圧倒された人も多かったはず。なにせ、何百メートルに渡って、表層で背ビレを立てたクロが入れ替わり立ち替わりの大狂乱をしているのだから、その感激も大きいはず。

ところで、こんなに大量のクロがいるのに、近年聞くようになった「クロの数が少ない」とはどういうことか?

これに、ふらりと遊びに来社した名人が答えてくれた。「いくら湧きグロの数が多くても、鶴見や米水津、深島などに居付くクロはその中の何パーセントか…。大半はまた潮に合わせて沖へ移動する。昨年はこの湧きグロさえ少なかったので、圧倒的に居付くクロが少なかった。今年はいっぱい入ってきたようなので、これから…」とのアドバイス。なるほど、自然のサイクルに人間は勝てないと感じ入る。

別の釣り人はこう話す。「水温の変化によって藻場の生える場所が変わってきている。これによって魚の居付き場所も変わって来ている」そうだ。大きなサイクルの中で釣りを楽しんでいる我々は、ただただ豊漁を祈る。ただし、我々は漁師ではないので、沢山釣ることよりも自分で納得できる釣り方で釣ることを望む。これはどの釣りでも同じのはず。

釣った数ではなく、どれだけその人にとって価値のある1枚を釣るか? 宮崎県の橋本名人が残した名言が今更になって頭の中でリフレインしている。

  • 2018年01月26日(金)09時23分

極度の不漁

新年が始まって、いきなり衝撃的なニュースが飛び込んできた。「ウナギの稚魚 極度の不漁 平年の100分の1、高騰必至」との見出しだ。ご存知のように、10年前までは釣り人の夏の風物詩として、釣りを楽しむ方も多かったウナギであるが、今では絶滅危惧種に指定され、ワシントン条約締約国会議で国際取引の規制対象となっている魚種である。

そんなウナギだが、実はあまり生態が解明されておらず、基本的にはウナギの稚魚(シラスウナギ)を捕獲して、そこから成魚になるまで養殖するといったサイクルで我々の口に入っている。そんなウナギの稚魚が前期の同じころと比べて1%程度と壊滅的に少ないため、今年は品薄になることが必至と言われている。

自然のサイクルは、いろいろな要因が複雑に絡み合っているため、何が直接の原因かは分からない。本誌でも5年以上前からウナギ釣りの記事は扱わなくなったが、釣り業界にもより一掃の自粛が求められるかも知れない。

この「不漁」という文字でニュースに取り上げられた魚種は、アユ、サケ、ワタリガニ、メバチマグロ、アサリ、サンマ、カツオ、イカナゴ、スルメイカなど。逆に「豊漁」と取り上げられた魚種は、ブリ、クロマグロ、イワシ、マダコ、マダイ、シシャモ、サバなど。この増減に今週号で取り上げた「黒潮の大蛇行」が少なからず影響していると考えられる。釣りを通して考えられることは少なくないはず。今年もこういった動きを考えながら編集して行きたいと思うこの頃。

  • 2018年01月19日(金)10時51分

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