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コラム 釣り雑学

週刊つり太郎に掲載された過去コラム

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不自然なツケエ

「ツケエをいかに自然に見せるか?」。そういった課題を元に、フカセ釣りを楽しんでいる方が多いはず。かくいう私もベテラン釣り師から口酸っぱく言われたが、このツケエを自然に見せることも時と場合、魚種よっていい場合もあれば悪い場合もある。特に狙っている魚種によって、効果的な場合もあれば、そうでない場合もある。それはその魚種の性格にもよるような気がする。

クロ釣りの場合、ツケエを自然に見せる方法を徹底しないと、なかなか釣果に結びつかない。特にオナガ釣りの場合はなおさらその傾向が強い。一方チヌ釣りの場合は、それに当てはまらないケースが多い。好奇心が旺盛な魚は返って不自然に見せることで、ツケエに興味を持たせる場合もある。また魚食性の強い魚は、なおさら不自然な動きでリアクションバイトを誘う場合もある。こういったように、一つの法則も、時、場合、魚種によって様々に枝分かれするため、どれが本当でどれが本当でないのか分からなくなる。難解なパズルと同じ。分からないから堂々巡りをしてしまう。

「魚釣りは難しいよ。でも難しい事柄ほどシンプルに考えた方がいい。釣れなければエサを変える。タナを変える。まずはこれから…。これらを試してダメなら流し方や仕掛けを変える」と、遊漁船の船長から教えてもらった。「通常は沖アミなんて大分の海に居ないのだから、それ自体が不自然。釣れればいいのだ」と開き直る自分もいる。釣りの難しさはこういった些細なことの連続である。不自然は時に自然に…。

  • 2017年09月08日(金)09時59分

高水温下の魚

「海がぬるま湯のように暖かい」。先日の連絡でこのような話が舞い込んだ。気象庁の日別海面水温のページをアクセスすると、太平洋側は軒並み30度と高く、別府湾でも27度ラインが色濃く出ている。体感と近い水温にガックリ。これでは高水温に弱い魚の動きは鈍るはず。ただし、頭の中で差引しないといけないのは、前述した水温はあくまで表層の温度。中層や底層はもっと低いはず。これを加味して釣行して頂きたい。

この高水温によって、小魚の元気がいい。これにつられてヤズはネリゴなどの回遊み日増しに増えている。夕涼みがてらジグを片手に竿を出すの一興である。また、夜釣では小型ながらタチウオも釣れ始めている。年々フィッシュシーターが主役となる傾向が強くなっている。これも水温の上昇による影響と考えている。

「アジが釣れる場所はどこですか?」このような質問が入った。この時期アジは激しく回遊するため、なかなか難しくなる。特に今年のように高水温となるとなおさら。アジの適水温といわれているのは19 〜 23度。おそらく26 〜 27度になると極端に食いも悪くなる。よって、ナイターがオススメ。日中は水温の低い場所で群れ、夜になると活発になるパターンが多い。これはチヌも同じ傾向にある。全くもって人間と同じような行動をしていると考えるのが今時期の狙い方といえそうだ。まだまだ残暑が厳しい日々。夏の魚釣りは、涼しい場所(時間)を探すことから始めてみては?

  • 2017年09月01日(金)09時50分

魚の接岸(大漁)

皆さんご存知の大漁旗。カラフルな色合いで、見ているとこちらも晴れやかな気持ちになる旗である。もともとこの大漁旗は、大漁で帰港する際にいち早く港で待ち構える人たちに大漁であることを伝え、準備を促す役目のために使われていた。この旗を見るやいなや、漁村の女性たちは迎い入れの準備に取り掛かり、港は一気に活気づく。電話などもない時代には唯一の連絡手段だった。

今では新造船の就航式に見かける程度で、ほとんど使われることがない。携帯電話1本で事が足りる時代。旗本来の需要はほとんどない。

同じように釣り人の釣果の伝達も携帯電話の普及で非常に早くなっている。釣れた情報をSNS にアップすれば、次の日にはある程度の賑わいを見せるようになり、翌日、さらに翌日ともなれば、大勢の釣り人が波止を埋め尽くす。今も昔も魚が接岸すると人が右往左往することに変わりはない。変わったといえば、その目的や集まる意味合いが変わった。

今週号でお伝えしている通り、タチウオがようやく接岸した。夏の風物詩のタチウオも、年々遅れているのを感じる。これも毎年タチウオの情報を追いかけているから分かることで、今年から釣りを始めた人には、分からない話。まずは釣れ始めた事実を楽しみ、大いに夏を感じたい。本誌もこの情報を知ったのは、電話連絡を受けたから。時代は変わり、情報はますます加速する。魚が早いか情報が早いか…。

  • 2017年08月25日(金)08時21分

夏の大物釣り

夏と言えば、大物釣りの季節といった方もいるはず。大分県は豊後水道は、夏になると黒潮の影響を受けることで南方系の魚が入ってくる地域。特にこれからの季節は豊富な小魚が集まることで、それを追って大型魚が入ってくる。そこを待ち構えて狙うのだ。

船釣りで言えば、大型カンパチがその筆頭に上がる。通常大分県で釣れるカンパチといえば、5kg クラスまでとなるが、これからのシーズンは10kg 級が釣れる時もあり、ルアーマンたちは日々、船長と情報交換をしているはず。また、磯釣りでいえば、大型オナガを始め、底物釣りにはメーター級のアラを狙う人も多い。当然、そういった大物の実績がある磯やポイントは人気が高く、他の磯は空いていてもそこだけは予約でいっぱいになってしまう。知る人ぞ知る。狙っている人だけが釣れる。それが夏の大物釣りだ。

何十年も生きてきた大物だけに、狙えるポイントも限られる。そのポイントへ確実にツケエを届けながら、少ないチャンスをものにしなければ釣れない。そんなに数はいない。正に魚との一騎打ち。掛けた瞬間は力と力の勝負である。海の怒り、周囲を治めている王との一騎打ちは、大物師の心を捉えて離さない。「また釣れませんでした」と無念をつぶやく釣り師の心は次なるリベンジで燃える。

釣れないからこそ釣りたい。傍から見るとよほどのM かと思うが、それ以上の喜びがそこにはあるそうだ。丁か半か、白か黒…。夜な夜な熱いバトルが繰り広げられる。

  • 2017年08月04日(金)08時39分

台風と土用波

夏休みに入り、海のレジャーに出かけることもおおくなる時期。家族や仲間と大いに思い出を作って頂きたいが、出かける前には必ず天気予報だけは確認してから出かけて頂きたい。これを書いている24日現在で、日本の南西には台風が2 つと台風の卵が1 つ。まだ進路がはっきりしないだけに、土用波には注意が必要だ。

土用と聞けば鰻(ウナギ)となる。この土用とは、「立春・立夏・立秋・立冬」の直前の約18日間の期間のこと。単に土用といえば、夏の土用を指し、これがちょうど7月の後半から8月の前半となる。では、この時期の波「土用波」とは、煎じ詰めれば台風の影響による波となる。日本の遥か南海上にある台風でも、ウネリにより大きな波ができやすい。このウネリの波は衰えにくく遠くまで伝わる。遥か南海上にあるからといってもバカにできない波なのだ。波が怖いのは、打ち寄せるパワーはもちろん、引く時のパワーがものすごく、これに足を掬われてしまうと、気づいた時には遥か沖まで流されているといった状況になってしまうため。天気とにらめっこをしながらレジャーの計画を立てたい。

九州北部の豪雨のあとは、秋田や佐渡の豪雨。尋常ではない量の雨が、短時間に降る近年の豪雨は、これまでの天気とは全く異なる別物。自然環境が思っている以上に変化していると捉え、できるだけ無理な計画はしないようにして頂きたい。楽しい思い出を作るために…。

  • 2017年07月28日(金)08時19分

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