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コラム 釣り雑学

週刊つり太郎に掲載された過去コラム

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魚に会いに行く

キングサーモンで有名なアラスカでは、毎年5月頃から遡上を始め、最後にシルバーが8月に入って来る。レインボートラウトやドリーバーデンをはじめスチールヘッド、レイクトラウトなど前出の魚はいつでも狙えるが、サーモンとなるとシーズンが限られるわけだ。

沖縄などで釣れるキハダマグロは、周年狙うことができるが、ベストなシーズンで言えば4 ~ 6月、9~ 10月頃となる。台風シーズンは出港すらできないからだ。このように特定の魚に関しては、その時期を狙って会いに行かなければならない。また禁漁になるとアユやヤマメには出会えない。他の時期ではダメなのだ!

そう考えると魚釣りに出かける行為は、その時々の特別な魚との出会いであり、出かけない限り巡り会えないわけだ。そして、その魚との出会いは一生思い出される。瞼を閉じるとその時の感動が蘇り、興奮してくる。一人でお酒を飲んで居る時、釣具のメンテナンスをしている時…。

魚に会いに行くとはそんなものだ。もっとベテランになると「魚とお話しに行く」とくる。ここまで来ると狂人である。さながら糸電話のようにロッドとラインを通して魚と話をする。その姿は一見ただボーッとしているように見えるかも知れない。でも、その人にとっては貴重な時間を割いて来た魚との出会いの時間だ。

釣りを通し、魚や仲間と出会える時間。豊かな人生を送る上では、仕事と同様に重要な時間と言えそうだ。

  • 2020年10月10日(土)09時11分

磯釣りのシーズン

馬肥ゆる秋。高く澄み渡った秋空が広がると、いよいよ磯釣りの季節。今年は例年よりも早くスタートしたと思ったが、思いもよらぬ黒潮の接岸で、大分県南の磯はのきなみ水温が上昇。少々エサ盗りが増えたとの情報もあるが、それでも、磯釣りには絶好のシーズンとなる。最後まで諦めないクロの引きを堪能するには、この時期が一番オススメとなる。

およそクロの適水温は18 ~ 22度と言われる。それ以上いでも以下でも活性は鈍る。クロのサイズに関係なく、活発に泳ぎ回るので、この時期はもっぱらコッパグロを避けて良型グロを狙うことになる。複雑や潮や地形を考慮し、コッパグロを遊動。しかし、5分後にはまた異なる潮が流れ状況も変化する。刻々と変化する自然に頭の中の思考が追いつかない…、そんな経験もクロ釣りならでは。

クロは潮を釣れ! と言われるように、クロは潮筋で釣れることが多い。そこでマキエとツケエを同調させることができればいいわけだが、これがなかなかうまくいかない。思考の連続、明暗が脳の中で入れ替わり、気づくとアッという間に時間が過ぎる。それが秋の磯釣りだ。

「釣りに出かけると仕事や悩みを忘れ頭がスッキリする」。目の前のことに集中することで頭の中をリセットでき、明日への活力がみなぎる。だからまた釣りにでかけてしまうわけだ。これではどちらか釣られているのか分からない。いつまでたっても止められない。

  • 2020年10月23日(金)09時11分

環境の変化の兆し

のっけから少々恐ろしい話でもうしわけないが、とある釣り人からこのような話が来た。「昔から慣れ親しんだ川が近年大潮でも川底が見えなくなった。これってどうなんでしょうか?」。ちょっと解説が必要かも知れない。この御仁が話す川は、大潮の干潮になると川底が見えるほど水がなくなり、それこそ、シャコや岩虫、エビなどが獲れていた。ところが近年干潮でも川底が見えないというのだ。

大潮とは満潮と干潮の潮位差が大きくなる潮。つまり大潮の干潮が一番潮が引く日なのだが、それが引かない。考えられる原因は、温暖化による海面上昇である。

近年、遊漁船の船長からの情報でも、同じような話が増えている。「普段波が被らない磯で、波が被るようになった」や、「潮の当たり具合が変わっている」など…。もう少し冷静に状況を見定めた方がいいかも知れない。これら全てが地球温暖化が原因かどうかは分からないが、環境に変化が訪れている兆しはあちらこちらで見え隠れする。

1901年から2010年の110年間で19 センチ海水面が上昇していると言われる近年。今後2100年までに最低でも26cm、最大で82cmとなると見積もられている。つまり、今後も変化して行くのだ。

最大の82cmも上昇すれば日本の砂浜や干潟は消滅するそうだ。冒頭の御仁が通っていた川が水没しつつあるように…。この変化にいち早く気付けるのは釣り人だから。何かの折に、こういった話を広げて欲しいを願う。

  • 2020年10月16日(金)09時11分

秋の季語と魚

世界一短い小説、俳句には詠まれた時期を表す季語がある。当然秋の季語として魚名が出てくることがある。代表的なのは「秋刀魚」であろう。

以前もこのコラムでお伝えしたように、今年のサンマは凶漁と言われるほど獲れない。秋といえばサンマ、この感覚も将来的には変わってくるのかも知れない。

もう一つ「鰯」というのも秋を表す季語である。昭和の時代は庶民の味方として数々の食卓に並んだイワシであるが、こちらも最近では珍しい部類。個人的には秋の季語としてパッとは思い浮かばなかった魚。最後に「落鮎」。こちらは今でも通用しそうな季語。秋が深まるとともに、錆色になった鮎が川を下り始め、産卵床へと向かう。ただ、年々この時期が遅くなっているのも事実だ。

このように何百年と続いてきた俳句の歴史も、現代の感覚からズレてきた感じがする。しかも、ここ数十年で急激に…。自然の変化とともに、我々の感覚も変わっていき、数十年後のは、「秋刀魚網~」と詠んでも秋とは感じてもらえなくなるかも? それほどここ数年の変化は恐ろしいほど早い。とはいえ、全体的にはゆっくりと秋の海へと移行している。

魚釣りほど自然をダイレクトに感じるレジャーもない。それだけに、今後ますます釣り人の価値が向上すると期待している。自然の番人としてその役目は大きい。

  • 2020年10月09日(金)09時11分

釣りと生臭さ

いよいよ10月、エギングシーズンの開幕である。寿命が1年のモイカは、それこそ一潮毎に大きく成長する。それとともに毎日釣り人からのプレッシャーを感じるため、日毎にスレてしまうのだ。だからできるだけ釣行回数を増やして、できるだけ釣りたいのがこの時期のエギンガーの思い。ただそんな思いと裏腹に、「また釣り?」や「もう魚(イカ)は持って帰らなくていいよ」といった、家族からの冷ややかな言葉が返ってくることも…。その言葉の原因を作っているのは、魚やイカの生臭さが大きい。

キッチンや洗濯物に残る生臭さ。せっかく美味しい魚やイカを持って帰っても、翌日まで残る生臭さがあると、やはり家族も嫌がってしまう。そして、得てして釣りに慣れている人は、この臭いに気づかないケースが多い。魚の生臭いニオイの元はトリメチルアミンという物質。

この物質はアルカリ性である。「それがどうした!」といった声が聞こえてきそうだが、アルカリ性の汚れなので、一般的な洗剤では臭いも消えないし落ちないのだ。そこでオススメなのが「クエン酸」。魚を捌いたあとのキッチンにクエン酸をふりかけてしばらく置いたり、ニオイを取りたい衣服をボウルに入れぬるま湯を張り、クエン酸を少量入れて一晩漬けるだけで劇的に生臭さが解消される。

これの臭いさえうまく処理すれば、家族から嫌がられることも少なくなるはず。釣りに出かけるにはそれなりの努力も必要な時代。釣り人にクエン酸なのである。

  • 2020年10月02日(金)09時11分

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