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コラム 釣り雑学

週刊つり太郎に掲載された過去コラム

記事一覧

好天に恵まれたGW

「昨日まで釣れたのに、今日になってさっぱり…」。せっかくの休日に奮発してタイラバに出かけたというのに、当日はさっぱり。冒頭の言葉は船長の嘆き節だ。こっちが嘆きたい気持ちでいっぱいになる。どうも前日に豊後水道にクジラが入ったようで、その影響から全ての魚の動きが悪くなっているようだ。残念無念…。自分のスケジュールと自然の動きが噛み合わないことが多いが、これが魚釣り。クジラの動きまでは予測ができない。

こんな時は深呼吸することをオススメする。「魚釣りにいくら使ったからせめて元を取らないと…」といった感覚になる気持ちをグッとおさえ、大自然に身を置く開放感を楽しみたい。魚釣りに出かけないとこれだけダイナミックな風景には出会えない。ましてや魚がヒットしないとは言え、大好きな魚釣りが楽しめることに喜びを見出したい。

このように、自分の都合や船長の腕ではどうしようもない出来事が多いのが魚釣り。だからこそ、少ないチャンスをものにできるように釣りの引き出しを多く持っていたい。最後は神様がちょっとだけ指をひねってくれることを願うだけ…。

今年のGW、皆様の釣果は如何だっただろう。いい釣果に恵まれた人も、私のように消化不良の人も、まずは好天に恵まれ、釣りに行けたことに感謝。釣り場に行けてこそ釣りが楽しめる。家にいるだけでは魚は釣れない。全ての条件が整って始めて魚が釣れる。魚との出会いに感謝。

  • 2018年05月11日(金)10時03分

魚という生命

今週号でクロマグロの漁獲規制のニュースを掲載したが、今後重要な魚種(市場価値の高い魚)で、資源確保が難しくなってきた魚種は漁獲規制が科せられる可能性が出てきた。生態系の中にはキーストーン種と呼ばれる重要な種がある。キーストーン種を保護することで、全ての種に影響する種だ。

例えば、アオブダイ。鹿児島県より南ではこのアオブダイがいなければ藻類が繁殖しすぎる。その影響でサンゴ礁の環境が悪化し、他の魚類への影響する。南の海ではアオブダイがキーストーン種なのだ。とはいえ、逆に大分県周辺では、普段いなかったブダイ類が増えたり、冬場でも活動するなどの影響で藻場の減少が影響している。所変われば、キーストーン種も変わる。全ての生き物は、その生態系の重要なポジションを担っていて、密接に絡み合い複雑なのである。

以前にも書いたことがあるが、身近なレジャーの中で唯一生き物の命を頂いて楽しむレジャー。それこそ初めて子供を釣りに連れて行った時には、大いに盛り上がりはしゃいだ。釣れると嬉しいし、食べると美味しい。それが釣りの醍醐味であるが、近年はもう一つ重要な役目を担っていると考える。命を考える機会を与えてくれるという事だ。

自分で釣って食べる。数万年前から行われているこの行為は、我々が地球というシステムの中の一部だということを教えてくれる。GW はその絶好の機会だと言えそうだ。

  • 2018年04月27日(金)11時35分

釣りの面白さとは?

よく「魚釣りのどこが面白いの?」と聞かれることがある。人に合わせて答えは変わってくるが、概ね「予定調和にない自然の面白さ」に尽きるような気がする。例えばゲーム。ゲームのルールは人が考え定めている。見えざる神が存在し、その神のルールの上でプレイされるのがゲームである。人が作っているだけに想像以上のことは起きない。一定の条件をクリアすることによって前に進むことができる。

例えば社会や会社のルール(マニュアル)。こちらも人が経験則から導き出したルールに基づき、それぞれがその中で臨機応変に対応しようといったもの。マニュアルを基本としながらもそれを越えることができれば、それが素晴らしいサービスへと繋がる。ただし、マニュアルに縛られると面白くない世界にもなりがち。

魚釣り。全く予定調和がない。ある程度の予測はできるが、それを越える自然の動きがあれば、突然スイッチが入ったり、絶対的な沈黙もある。だから名人よりも釣れたり、思ってもみない大物にめぐりあうこともある。

ゲームの世界は人が作り出した架空の世界を旅するが、釣りの世界は自然が作り出した世界を旅する。似てるようで似ていない。だから面白い。初心者ほど初めて釣り上げた魚は、どんな魚であろうが飛び跳ねるほど喜ぶ。そこに予測しなかった出逢いがあるから…。GW のレジャーはそのような世界に足を踏み入れてみるのも面白いのでは?

  • 2018年04月20日(金)09時52分

趣味の釣りと職業の釣り

「好きなことが職業になっていいな〜」。時折聞くこの言葉。特に魚釣りを趣味としている人にとっては羨むべきことが多そうに見えるのがプロアングラーである。職業:釣り師。一見優雅に見える職業釣り師であるが、意外や意外、やはり常人ではできないのではないかと思えることが多い。とある方は、「年がら年中各地を回っているため、体力的にかなりきつい」や、「常にハイプレッシャーの中釣りをすることを強いられる」といった言葉や、「たまには自分の釣果だけを考えて釣りをしたい」といったネガティブな言葉も聞かれる。端から見るほど甘い世界ではないようだ。

一方、逆の意見も聞かれる。「普通の人では体験できない体験をさせてもらえる」や、「釣りを本当に愛している人たちと交流でき、自分として成長できる」、「自分がそうだったように、子どもたちの憧れの釣り師になることで、もっと釣りの楽しさを伝えたい」などポジティブな意見もある。大雑把に言えることは、プロと呼ばれる人ほど、自分の釣果を通して、その先にある未来や人との繋がりを意識して釣りをしていること。私のように「今日は釣れたよ!」と満足しているようでは、到底なれない職業なのである。

高い志をもっている職業:釣り師の皆さんに乾杯。そして、常人には理解できない気持ちで釣っていることに敬意を払いたい。趣味と職業を分ける堺は、そんな心持ちにあると思える。貴方の心持ちはどこにありますか?

  • 2018年04月13日(金)09時45分

乗っ込みの季節

桜が開花し、いよいよ各地で魚の動きも活発化してきた模様。さあ、いろいろな魚の乗っ込みも本番となり、新しい命も芽吹き始める。小さな稚魚から成魚まで成長する間に、数々のピンチがあった。それもこの産卵を迎えるためのもの。誰から教わった訳でもなく、自然と身につき、そのために文字通り命をかけている魚の意志に圧倒される時期でもある。

新しい命は、それこそ数えきれないほどの数が生まれ、海の中に紛れていく。成魚にならずに絶命する命は数えきれない。食物連鎖の中で食べ食べられといった関係が次の命を繋ぐ行為へと繋がる。だが、そのシステムが環境の変化によってちょっとずつ変わっていることも、私たちは知っている。次の春、その次の春も同じように巡る春であってほしい。近年はそう思うことが多くなった。

魚の情報誌を流す立場として、こういったことを言うのは、ある意味読者の気持ちを削ぎ、読者の心を離れさせてしまうと知っておきながらも、「乗っ込み期の魚は釣ってもリリース」を提案したい。稚魚を放流するか、親魚を残すかは議論の分かれるところだが、もはや議論をする余地もないほど自然は痛手を被っていると感じる。釣り上げた魚をリリースすることで、次の世代に魚を残すことに少しでも役立てたいとの願い。

春は別れと新しい出逢いが交差する時期。貴方のリリースが次の出会いを生むと信じている。

  • 2018年04月06日(金)09時32分

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