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コラム 釣り雑学

週刊つり太郎に掲載された過去コラム

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海の様子様々

「今日はツケエが1回も盗られず、生命反応ゼロだった」とのボヤキもあれば、「コッパやスズメダイが多く、閉口した」との話もある。どちらも同じ海。状況次第で全くことなる表情をみせる海に、我々釣り人は翻弄されっぱなしだ。ルアーやエサを投入するまでその日の状況は分からない。毎回期待と不安が入れ交じる第1投目…。今日の海のご機嫌は如何に。

年々、日ムラが激しくなっている海の状況だが、工夫一つでまだまだ釣れるはず。ところが、近年は釣れなくても1日中同じタックルで狙う釣り人が増えている。船も磯も防波堤も…。なぜそうなるのかと思えば、ほぼ全ての方が「YouTube を見て、その釣りを試している」との回答が多い。潮や時期、状況も違うから、その釣りが効果的かどうかは分からないはず。せっかく釣れる状況なのに、自分からそのチャンスを逃していると感じることが多くなった。これも時代といえば時代なのかも知れない。

海は、それこそ毎回異なる顔をみせる。我々釣り人ができることは、その状況に合わせた仕掛けや釣り方で、その魚を効率良く狙うこと。それでもなかなか釣れないのが現実だ。その釣りに使ったお金、時間、労力を考えると、釣りをしない人からは狂人とも思えるのが釣り。だからこそ面白いと感じている。

今日の海のご機嫌はいかがでしょうか? そろそろマキエを撒きながら様子見…。海は何も応えてくれないが…。

  • 2020年12月11日(金)09時11分

コロナ禍のイベント

第3波が押し寄せているコロナ禍、まだ依然として釣りのイベントが自粛される中、政府のすすめるGo To キャンペーンも岐路を迎えそうだ。ここに来て、Go To の是非と問う議論も行われているが、本当に関係者にとっては泣きっ面に蜂といった心境だろう。観光業、飲食業ともに何も悪くない。悪いことはしていない。ただ今までとは異なる形で営業せざるを得なくなっただけ。それでも経済的な被害は甚大であり、それもこれも全てコロナのせい。馬鹿野郎~だ!

そのような状況の中、依然として釣りのイベントも自粛中であるが、個人的には対策を徹底し、参加する個人もその自覚を持ってすれば、問題ないのでは? と考える。問題は主催者ではない。参加する個人だ。この対策レベルが個々で温度差がある。これをある程度のレベルに引き上げることで、感染対策をより徹底することが重要だと思える。

これはなにもコロナ対策に限ったことではない。釣り場のゴミのマナーや喫煙マナーなども同様だと思える。やはり最後は個人のモラルの問題へと集約される。他人の批判をする前に、自分のコロナ対策をもう一度見直す機会かもしれない。

もうしばらく続きそうなコロナ禍。もう少しうまいコロナとの付き合い方がないものかと考える。怯えるだけではダメ。対策を行うことで、できることがあるはずだと思うこの頃。来年は釣り大会がもっと開催できることを期待。

  • 2020年11月27日(金)09時11分

魚の締め方

数年前に、東京のTV 局から本誌が「YouTube に出している動画を使わせて欲しい」との依頼が入った。なんでもフランスで日本料理を提供している亭主が弊社のアップロードした動画で、神経締めをマスターして、それを元にお店を出した経緯があったそうだ。グローバルな時代を痛感したとともに、動画の威力を感じた次第。

時は流れ、釣り方から魚の締め方、料理までYouTubeで何でも閲覧できる時代となった。それこそ神経絞めを初めて見たのは、20年ほど前。大分のアジ・サバ釣りの取材に行った際に、船長から教えてもらったのが初めてだった。見よう見まねで他の魚にも試すようになり、今ではほぼどの魚でも神経締めをしている始末。

魚の締め方は、主に3種類ある。氷締め、活き締め、神経締め。やはり一番手間がかかる神経締めが一番美味しく持ち帰ることができるわけだが、それでもこの締め方が一般的に広まったのはYouTube の力が大きいと感じる。近年は更に進んで、水圧で神経毎抜き取る方法もあるとか…。魚を美味しく頂く工夫はますます進化していく。

ここでちょっとアドバイス。神経締めした魚はキンキンに冷やしたクーラーには入れないこと。逆に旨味成分が染み渡らずに、神経締めしたメリットが半減してしまうためだ。後は、食べる人の好み次第。魚の締め方ひとつとっても、どれが好みに合うかは人ぞれぞれ。ここまで考えて釣りをすると、本当に楽しいのだ。

  • 2020年11月20日(金)09時11分

塩分濃度と適水温

インターネットが普及したことで、いろいろ便利にもなっている。先日、ベテラン釣り師から「google アプリの中にあるgoogle レンズがスゴイ!」と連絡が入った。撮影した画像から魚種などを特定してくれる機能がスゴイ!これで魚図鑑などが必要なくなるのでは?

GPS の測定や塩分濃度の測定といった器材も手軽に使えるようになり、趣味の世界でも科学的な分析ができる時代になっている。とあるブログで東京湾と佐伯市蒲江の塩分濃度を比べる内容があった。それによると、東京湾の海水:31 PSU、蒲江港:34.6 PSU との結果。一般的には約3.5PSU といわれる塩分濃度だが、やはり地形や環境によって上下する。おそらく東京湾の塩分濃度が低かった原因は、河川の流入によるものと思われる。

雨が降り、河川から真水が流れ込むことで、海域の塩分濃度が下がる。大分県で言えば、別府湾や佐伯湾などは顕著に塩分濃度が下がる傾向がある。また、湾内と沖でも塩分濃度が異なる。とある実験では、塩分濃度が31 ~35PSU の間になくても、その魚の適水温範囲ではあればある程度は生存可能であるが、適水温から外れると途端に浸透圧の調整機能が狂い、死滅する個体が増えるそうだ。この結果からも適水温の範囲に海の環境があることが何よりも重要なことが分かる。

微妙なバランスの元、今の自然があることを感じる。そしてそれがこれからも続くことを願ってやまない。

  • 2020年11月13日(金)09時11分

釣りという罪

朝から1回もアタリがない。ツケエも盗られない。思考は何度も行ったり来たりを繰り返し、いい加減どうやっていいのか分からない。あー、ロッドを圧し折りたくなる。魚はどこへ行った! 釣りなんか止めだ!!魚釣りをやっていると、何度もこのような気持ちに遭遇する。自然への敗北感、釣れない苦痛…。だが、なぜかまた釣りにでかけてしまう。

偉大な作家・ヘミングウェイは「二つの心臓の大きな川」という短編小説で、ニックという青年が鱒釣りをする風景を書いた。ただそれだけ。だが、その背景には、戦争から帰還してきたニックの精神的状態を釣りを通して表現している。実に巧みに行間にその心情を潜り込ませている。傑作であることは間違いないこの短編小説に、釣り人の心情が生き生きと描かれている。

なぜ釣りに出かけてしまうのか? その答えは人それぞれが持っている。決してひとつの答えがあるわけではない。だが、その背景には「また」、「それでも」、「どうしても」釣りに出かけたいとの渇望が存在する。その渇望は、食欲や物欲とは異なる「自己実現欲求」だと感じる。自分の世界を自然と同化させるその作業で、社会的なつながりや承認を超えて、自分の目的のみを満たす活動。それが釣りだ。

何年も釣りに出かけても止められない釣り。それは本当の自分を探す旅であり、それを表現する場でもある。本当に罪な趣味でありレジャーだとつくづく感じる。

  • 2020年11月06日(金)09時11分

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