コラム 釣り雑学
週刊つり太郎に掲載された過去コラム
記事一覧
男と女の関係
女性が強い時代だと改めて感じた。女性を対象にした「デートで相手にして欲しいこと」というアンケート(調査=アイシェア)で、1位「車の運転」(64.8%)、2位「デート先の決定」(55.6%)、3位が「送り迎え」(48.8%)という結果がネットで論議を醸しだしたのだ。
男性から「ただの奴隷じゃねえか」といった書き込みがあり、ネット上の書き込みは大荒れの展開になったが、いやいや生き物の世界はそんな甘くはありません。
皆さんご存知のチヌは、性転換する魚として有名。メイタ時代はオスばかりだが、その中で強く大きく成長したものがメスになり、次の子孫を育む。カンダイなどもその部類に当てはまる。中には、キンセンイシモチのように、オスが稚魚を口の中で守り孵化させる魚もいる。もちろんその間は、食事抜きである。
もっと強烈な魚がいた。ギンブナである。皆さんにはマブナといった方が通りがいいかも知れない。このマブナは、ほとんどがメスとして生まれる。オスの精子は発生を促すだけで遺伝的な貢献はゼロ。メスは無性生殖でクローンの子供を作るのだ。末恐ろしい~。
ただこういった生物の生業を発見すると思うことがある。人間の営みにはやはり男女があってなんぼ。時代とともにその役割分担は微妙に変わってはいるが、それでも核となる子作りだけは昔も今も同じ。男性の皆さん、いろいろなご意見はあるでしょうが、仲良くやりましょうよ。この世は男と女で作られているのだから…。
- 2010年09月02日(木)09時16分 New!
暑さも寒さも…
暑さ寒さも彼岸までと言われる。実際、気象庁などの観測データによれば、この慣用句が概ね的を射ているらしい。天気予報でも、まだまだ暑さが続くとの予報である。くれぐれもご用心されたし。
ところで、魚はどうやって暑さを凌ぐのか…。そんな疑問を投げ掛けると、ある名人はこう応えてくれた。「人間でも暑いと扇風機をつけるじゃろ。それと同じように、流れのあるところへ移動して、涼んでいるんじゃ。だから水温が高い時は流れの中を釣れ!」。なるほど、分かったようで分からないような、でも何となく的を射ているような気もする。実はこれも釣り人の間で昔から言われている言葉。
そんな言葉に大分生態水族館にお勤めの鳥越さんは、このように応えた。「僕はおそらく高水温時に発生する菌を体から取り除くために、流れの中に身を置くのだと推測しています。館内の水槽でも菌が発生するこの時期は、排水口周辺に魚が集まります。この菌がエラに入ると大変危険なため、本能的に体から落としているのでは?」との見解。なるほど、同じ現象を説明するにしても、非常に説得力を感じる。もちろんこれは学術的に証明されている訳ではないが、観察からくる洞察力に脱帽である。昔から言われること。意外と当たっていても、その真相は真実と大きく異なることもある。暑さ寒さも彼岸までも、気候の変化が激しい昨今では、いつまで続くのかとヒヤヒヤものである。
- 2010年08月26日(木)10時15分
お盆と魚釣り
情報化社会になり、分からないことはインターネットを使って気軽に質問できるようになった。どなたか親切な方がアドバイスをコメントしてくれ、適切かつ親切な解答を得ると、非常に胸のつかえが取れるのがいい。
ところで、そろそろお盆である。この時期になると、毎年質問コーナーでは「お盆は釣りをしてはいけないの?」といった質問が飛び交う。お盆の風習そのものが、信仰的意味合いのものであるだけに、信仰が変われば風習も変わるので、一概に「お盆は釣りをしてはダメ」とはいかないし、そんなものホットケとも言いたくなる。魚釣りとは、自分の手で釣り上げ命を取る趣味である。釣りをしなければ命が失われることはない。しかし、人間は生きていくためには、他の生命を頂いて生きていることは間違いない。よくTV で美味しそうな焼肉の風景をみると、ゲストが「美味しそう!」とコメントしているが、春に猛威をふるった口蹄疫問題では「牛が可哀想だ」となる。私は、命の現場が遠いほど命の大切さが薄れていく傾向を感じている。これも仕方がないことだろう。
そこで、お盆である。先の霊を祀る一連の行事であるお盆は、生と死を考えるいい機会だと考える。1年の中で、そういった機会を持つことも重要。お盆から魚釣りを眺めてみると、個人的にはいろいろと反省しなければならないことを思い出した。八つ当たりしたクサフグやその他の魚たち。本当にゴメンなさい。釣り人にとっても、お盆はやはりいい機会である。
- 2010年08月12日(木)09時41分
自分を痛感する瞬間
暑い、うだるような暑さの連日である。そのような状況の中、知り合いから「川釣りに行こう」と誘われた。平野の暑さから開放される渓流へヤマメに会いに行こうというのだ。即返事をし、川の人となった。
ところがである。日頃パソコンの前で四苦八苦している体は、自然の厳しさの中で悲鳴を上げた。岩を登れないし、釣友の沢を登る速度に全くついても行けない。息が上がって、どうしようもない。1時間も歩くと、魚釣りどころではなくなった。情けない…、歯がゆい。暑さから逃れるために昇った沢で、手痛い返り討ちにあった。先日、本誌で掲載させて頂いた船釣りの釣り人は、なんとご年齢が99才。魚釣りでも大先輩にあたるその御仁は、「好きなことをやるために、日頃から鍛えている」とのこと。やはり凄いことをこなすには、影の努力が必要なのだろう。頭が下がる思いである。
魚釣りの名人さんたちも、日頃からいろいろな努力をされている方が多い。足腰の鍛錬はもちろん、老眼がすすまないような努力や、集中力を切らさない努力。そういった努力は、いざという時に表に現れる。これは魚釣りでも同じことが言えそうだ。億劫だと思って、切れそうなハリスをそのまま使っている。そんな時に限って大物がハリスを切って逃げる。結びが甘いと思ってそのままにしておくと、結束部が抜ける。その度に、「まだまだダメだ…」と思うこの頃。魚釣りとは自分との戦いであると痛感する瞬間。釣りには自分が現れるようだ。
- 2010年08月05日(木)09時56分
釣りへの衝動
釣りが漁から娯楽へ変わったのは、文献によると江戸時代から。当時はフナやハエ釣りなどを楽しんだようだ。その頃は、細い竿で大型のフナとヤリトリしたり、釣り場に合わせてハエ竿など作っていた。
昔の庄内藩(現在の庄内地方・山形県鶴岡市)では、平安な時代となった江戸時代に武士の心を忘れないようにと、釣りを推奨したそうだ。その頃から武士の間で竿に凝り始めたようで、それが現在の庄内竿へと発展している。この庄内竿は、庄内地方にしか見られないという「苦(にが)竹」という竹を使う竹竿である。現在では庄内竿のルアーロッドなども販売されている。
問題は、竿と糸とハリなのである。この三種の神器なくして、魚を釣り上げることはできない。まずはハリ、これが一番魚に近づくアイテムである。大きくてもダメ、小さくてもダメ、その時々の絶妙なバランスの大きさが要求される。そして糸。強くてしなやかであり、切れる時には切れ、切れない時には切れない物。そして竿。引っ張れば極限まで曲がり、魚の力にも負けずに反発力のある物。以上列記した事柄は、全て矛盾している事柄。どうも魚釣りは矛盾との戦いのようだ。
自然界の中で、突然エサが漂い始めることはない。そんな矛盾した状態を演出し、魚を釣り上げることは、全てにおいて矛盾がつきまとう。だからこそ、貴重な1尾との出会いは感動的であり、忘れられない思い出となる。明日への糧となる。さあ~、今日も釣りに行きますか!
- 2010年07月29日(木)09時28分
- 前のページ
- 次のページ
つり太郎SHOP
- PR -●ノーズマスクピットは世界初の花粉症対策マスクです。 ノーズマスクピットは従来の顔を覆うマスクとは違い、ノーズマスクピットのフィルター部分を直接鼻に差し込んで使用しますので、顔の表情も見え、会話や食事も普段通りに行えます。 顔を覆うマスクをしないので、女性の方の化粧崩れやマスクによる息苦しさなどもありません。●バイオインターナショナルのノーズマスクピットは、ボーケン法による試験で『花粉通過率0…
ダイワリール特集
無類のパワーと滑らかさ。REAL ENGINE(リアルエンジン)圧倒的なパワー、シルキィな回転性能を生み出しているリアルフォーの駆動系。高精度なスーパーメタルボディーに包まれたデジギヤ、サイレントオシレーションが静謐にして力強い巻取りを可能にし、リールの心臓ともいえるドライブギヤーを大口径BBで支持するエンジンプレートが理想的なレイアウトをもたらしている。快適さが倍加する操作性。-REAL CONTROL(リアルコントロー…



本誌最新号をネットで読む