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コラム 釣り雑学

週刊つり太郎に掲載された過去コラム

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潮の解釈とは…

吐く息が白くなり始めた。これから始まる冬という文字が頭をかすめると、ワクワクしてくる。良型グロと出会うチャンスが増えるからだ。

とある釣り大会で、福岡県から来県した方とお話する機会があった。その方曰く「福岡の釣り場ではオジサンしか見かけない。大分県は若い方も多いので羨ましい」。実際釣り場や釣り大会では、若い方が釣りを楽しむ風景も見かける。それだけ環境に恵まれているということか…。

そんな環境でもルアー釣り人口が増え、エサ釣り人口は減少している。手軽に釣れるといえば、ルアー釣りに敵う釣りはないが、ルアー釣りだけでは分からないことも多い。潮だ。海の釣りの場合、魚が潮の動きによって左右されるので、この潮が読めないとなかなか釣果に結びつかない。釣れなければ面白さも半減してしまう。だから長続きしない。ハイシーズンだけの釣りとなる。

「釣れる時だけ釣りを楽しみ、後は別の趣味を楽しみたい」と聞くことがある。もちろんそれも人生を楽しむことであるが、一つを極めてみることもまた楽しい。結果、同じ答えに辿りつくはず…。だからルアーマンにはフカセ釣りをオススメしたい。フカセ釣りとルアー釣りの違いは、流す釣りと引っ張る釣りの違い。

フカセ釣りを行うことで潮や魚に対する解釈が変わる。吐く息が白くなるのは、そのフカセのシーズン本番を告げる合図。これを機にフカセ釣りに出かけてみよう!

  • 2017年11月17日(金)09時48分

紅葉と産卵

秋が深まり、いよいよ紅葉の季節。徐々に色づく山々に時の流れの早さを感じる。この季節になると紅葉巡りもさることながら、ヤマメの産卵床が気になってくる。あの河川は工事もないので、無事産卵してくれるだろう。あちらは大雨の影響で渓相が変わってしまった、大丈夫だろうか。こんなことを心配するのは漁協関係者か釣り人だけ…。

サケ科の仲間であるヤマメも、昔は川と海を行き来していた(サクラマス)。ところが、地殻変動や環境の変化によって川に閉じ込められた個体があった。それがヤマメの始まり。川に閉じ込められたとは言えサケ科だけに、立派に鼻曲りや婚姻色に変体する。それこそこの産卵のために全てを注ぐように、綺麗に艶やかに染まる。稚魚から成魚となり産卵まで残る確率は、一説では0.03%といわれる。その間に絶命した仲間の意思を引き継ぎ、自らを変体させるほど高揚し、産卵とともに絶命する。これほどドラマチックな魚もいない。紅葉の季節に見られるドラマに大いに心を奪われる時期。それが私の秋だ。夏に葉を茂らせた植物が秋に紅葉になるように、あれほど果敢なファイトを見せてくれたヤマメも婚姻色へと変わる。冬支度をする渓流は見どころがたっぷり。これも釣りをしているから分かる感覚だろう。

産み落とされた卵は、やがて孵化し産卵への永く険しい時間旅行へ出かける。生き物のドラマは続く…。やがて迎える春には、親の意思を受け継いだ稚魚たちに出会える。それまでしばしのお別れ…。

  • 2017年11月10日(金)09時02分

武者震いの訳

「釣り上げた瞬間、達成感が溢れ出すとともに、武者震いが止まらなくなった」。大物を釣り上げた時に誰でも体験したことがある経験。経験のない方に話すと、「大の大人が嬉しさに震えるとは」と軽く笑われてしまうが、本当に足はガクガク震え、しばらくは止まらない。釣り人なら一度は経験のある武者震い。もちろん貴方もあるでしょう?

この武者震いが起こる現象としては、交感神経が興奮した状態の時に分泌されるアドレナリンの作用によるものだと言われている。それこそ、頭が真っ白になるくらい魚とヤリトリし、その末に仕留めた魚を手にした時には、アドレナリンが最高潮に放出されている状態。筋肉への血液を大量に供給する目的で心臓の拍動を増やしたり、収縮力を高めて血圧を上昇させたり、一時的にいつも以上のパフォーマンスを引き出した証拠だ。決して怖かったり、寒いわけではない。

いろいろな経験をしてきた大の大人でも震える武者。そんな体験ができるもの釣りならでは。他のレジャーでは、なかなかこういった体験ができないかも知れない。ロッドとラインを通して、魚と命のヤリトリをする。釣り上げてナイフで〆る瞬間にそれまで激しくファイトしていた命がフッと消える。生命が激しく交差する釣り場は、まさに非日常体験なのである。

これから本番を迎える秋の釣り。釣り場に着いたら悩みも疲れも忘れて、武者震いするような獲物を釣り上げて頂きたい。その体験は人生の貴重な1 ページなるはずだから。

  • 2017年10月27日(金)11時52分

ハリとライン

よく言われていることだが、ルアー釣りでもエサ釣りでも、魚と最初に触れる道具はハリ、それからラインとなる。エサならルアーに興味を持った魚が、対象物に食い付く。そこで、違和感を感じればすぐに吐き出すし、違和感がなければそのまま飲み込む。その間に魚の口にハリを掛けることで、魚とのヤリトリが始まる。魚がエサを口にして吐き出すまでおそよ0.5秒前後と言われる。最初の勝負はその瞬間に訪れる。

たかが0.5秒、されど0.5秒。その間騙すことができたら、こちらからハリを掛けに行ける。見破られたら、ハリは空バリとして戻ってくる。だからハリやハリス(リーダー)に神経を使う人が多い。

とある名人と話ていた時の話。「メーカーに『極限まで細いハリを作ってくれ』と頼んで作ってもらった。もちろんよく釣れる。だけど殆どがヤリトリの最終にハリが伸び始め、取り込む時にはまっすぐに伸びてしまう。つまり、どこで折り合いを付けるかの問題。食い込みを良くすると曲がりやすいハリになり、強度を強くすると食い込みは犠牲になる。これはラインも同じ宿命」。実に興味深く聞き入った。釣具はどれも矛盾の塊。硬くて扱いやすいが、一旦魚が掛かったら柔軟に曲がってくれる竿。細くて丈夫だが、スレには強いライン。どれも構造上は矛盾する。それを叶えてくれる釣具メーカーの技術力はやはりスゴイのだ。

その釣具があるから、今日の釣りが楽しめることは間違いない。魚の気まぐれにどこまで最新技術が対応できるか?

  • 2017年10月20日(金)09時56分

エギングの開幕

いよいよ10月、エギングのシーズンが開幕である。まずは徐々に大きくなるモイカの数釣り釣りが楽しめるのがこのシーズン。そして冬になるにつれ、徐々に型も大きくなり、釣り難くなってくる。年が明けるといよいよキロオーバーが狙え、春の産卵とともに終了。本誌の掲載サイクルとしてはこのようになっている。

「イカの産卵がズレているのであまり意味をなさなくなっているのでは?」と読者からのご要望を頂くこともあり、本誌としてもズレている認識もある。実は、本誌にエギング情報を掲載することで、漁師さんや地元の方々に迷惑がかかることがあるので、春から夏は掲載を控えているという側面もある。よって、今後もそのような形を取りたいと考える。読者の皆様にもご理解頂けると幸いなのだが…。

ところで、やはりエギングが開幕するとどうしても問題視されるのが夜中の騒音とゴミの問題。特に今年は臼杵市や津久見市で台風の被害があった年。できれば臼杵・津久見市内で買い物をして欲しいし、ガソリンを入れて欲しい。地元の方々からしてみれば魚介類も立派な資源。やはり市外の方たちが連日来て、ただ釣って帰るだけでは気持ちのいいものではない。できることでいいので地元にお金を落として帰って頂くことで、末永く釣りが楽しめる状況が作れると考える。

釣りには絶好のシーズン。ゴミなどもマナーはもちろんのこと、一番は地元の方たちと仲よくなって頂きたい。釣りの楽しみは、地元の方々との交流といった側面もあるから…。

  • 2017年10月13日(金)10時15分

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