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コラム 釣り雑学

週刊つり太郎に掲載された過去コラム

記事一覧

お盆と潮

お盆が来た。昔はお盆を境に、「水辺には近づくな!」とか、「海水浴ではクラゲに注意」とか言われていたが、現在はそのようなことを言われることは少なくなったように感じる。とはいえ、お盆を境に潮の流れが変化することが多いため、このように言われてきたようだ。

まず、お盆前後から海では離岸流が発生しやすくなる。また南の海上で台風によるウネリが発生しやすくなるのもこの時期です。クラゲが大量に発生するのも、ちょうどこの時期となり、全てお盆を境にいろいろな物事に変化が現れる。昔の人の観察眼、そしてそれを当時の人に分かりやすく伝える術に脱帽する。お盆は先祖の霊へ思いを馳せる時間。それだけに人の生命に関わることに敏感になっていたのかも知れない。

ただし、それも昔の話。環境変化とともに、この時期も若干ズレていることを感じる。特に今年が全ての動きにズレが生じているので、クラゲが発生するのはもう少し後だと思われる。逆を言えば、お盆で潮の流れが変わっていたために、釣り物が変わっていたのが、近年はまだ楽しめる状況になっているといった具合だ。特にケンサキイカ、イサキ、オナガ、ハタ類などはこれに当てはまる。そして、タチウオはこれからである。

自然の変化に合わせて、当然釣り物も変わる。今年のお盆はそれを肌で感じることができる年となりそうだ。もちろん、水辺はいつも危険が隣り合わせなので、くれぐれも用心されたし…。

  • 2018年08月10日(金)11時12分

夜釣りにふける

蒸し暑い日中を避け、夜に釣りをする機会が増えるこの頃。辺りは静まり、闇夜の中に電気ウキや工場の灯りがやけに眩しい。夏虫の声を聞きながら涼しい海風にあたるこの時期の釣りはなんとも風流である。

昔、長崎県の対馬に旅行した時。ちょうど夜焚きのイカ釣り最盛期とあり、沖合には点々と夜焚き船の灯りが輝いていた。物思いにふけりながらその様子を眺めていたあの時を思い出す。

〜防人の吾妹(わぎも)愛(かな)しや夜焚舟(よたきぶね)〜昔の対馬は、日本の防衛の最前線。防人が守りを固める島。そんな島に送り込まれた防人が、夜焚きの灯りに故郷に残してきた妻への思いをはせる和歌である。夜釣りを楽しんでいると、そんな見知らぬ古人へ思いを馳せてしまうほど、日頃を忘れ自分の世界に没頭してしまう。

海は生命の源である。優しく時に激しく生命を翻弄し、大きく人生を変えてしまうこともある。西日本豪雨の後は、川で流された流木などが豊後水道まで流れ込み、災害の大きさを自分の目で思い知らされた。川から海へいろいろな物が流され、そして消えていく。大切な人の思い出だけは流されたくない。

そろそろお盆。今年はいろいろな意味で自然に振り回されている年。故人を忍びながら、残りの2018年は安全で楽しい釣りができるように祈りたい。夜風に吹かれながら、私の妄想はとめどなく広がる…。

  • 2018年08月03日(金)09時40分

ウナギのニュースで

ネットでニュースを配信している「ハフポスト日本版」で「不漁でも…国産ウナギ余ってる「買い手つかぬ異常事態」」といったニュースが配信された。ウナギの稚魚の不漁によって値段が高騰し、安い外国産のウナギの需要が増え、そのため国産ウナギがだぶついている状況なのだ。一方、東京農大生協は、絶滅危惧種のニホンウナギを使うことを考え、うな丼のタレのみを使った「たれめし」を発売し、大学生協の間で流行しているそうだ。各漁協で獲った稚魚を養殖し成長させることで流通していたウナギも、年々状況が様変わりしていることが伺えるニュース。

ウナギに限らず、以前本誌でご紹介したクロマグロの規制も絶滅を未然に防ごうといった取り組みである。もちろん、その影で養鰻業者の方やクロマグロで生計を立てている方々にとっては、生活を激変させるような流れであるが、何より大きいのは皆さんの気持ちが今までの流れを変え、そのような雰囲気を作り出すこと。個人的には大賛成である。ただし、この流れがあらぬ方向に行くことは避けたい。

昔からアオギスを絶滅危惧種にしようといった動きはあったが、レッドデータブックに記載されたのは数十年経っての話。それだけ情報の速度が遅かったのだが、近年はSNS を始めとするインターネットのおかげで、情報が瞬時に拡がる。それだけ時代の流れも早い。数年後は、土用の丑の日と言われることも少なくなるかも知れない。そんなことを想像するニュースであった。

  • 2018年07月27日(金)09時46分

海のレジャーと自然

7月16日は海の日とあり、大勢の方が海へでかけてレジャーを楽しんだのではないだろうか? 海風が心地いいが、それにしても尋常ではない暑さでもあるので、水分補給を忘れずに、海のレジャーを楽しんで頂きたい。

この日、海へ出かけて釣りを見学していた時、マリンジェット(水上バイク)を楽しむ一行と話す機会があった。なにやら、大在公共ふ頭から出て、マリンジェットを楽しんだ後、海岸でバーベキューを楽しむとか…。ザ・レジャー、ザ・サマーといった楽しみ方。羨ましく思い、「それではついでに魚釣りを楽しんで、釣れた魚をバーベキューにしては?」とご提案したが、「私釣りが下手なのですよ…」と残念な一言。でも何事もチャレンジすることが大切だ。

今週号でもお伝えしたように、近年子どもたちが魚釣りを体験する機会が少なくなっている。魚釣りを通して自然に触れ、その恐怖や愛着が湧いてくるだけに、もっと魚釣りを楽しんで欲しいと願うばかり。釣りを通して自然を知るから大切にしたいと感じるし、自然の恐怖も分かる。

前述したマリンジェットの方に、魚釣りの手軽さや楽しさを話してみると、「じゃ〜今度は釣具を買ってでかけてみます」と言ってくれた。サーフィンやマリンジェット、海水浴など、海に出かける機会が多くなる夏。ぜひ魚釣りもその中に加えて欲しい。表面だけでなく、もっと自然を理解できるし、もっと自然が好きになるはずだから…。

  • 2018年07月20日(金)10時28分

自然の恐怖

6月から7月にかけて、連続する台風とまだ復旧作業が続いている西日本豪雨の被害が相次いだ。昨年は九州北部豪雨があったばかりであり、年を追う毎に豪雨が激しくなっているような気がする。被害に遭われた方にお見舞い申し上げるとともに、自然の恐怖を感じる。普段は穏やかな海や川が、あっという間に大水となり、一気に襲ってくる恐怖は計り知れないものがあろう。

普段から水辺に接する機会が多い我々釣り人も十分気をつけなければいけない。昔、米水津の「千畳敷」という磯にナイターで泊まっていた釣り人の話。なんでもない天気。釣りに疲れて寝袋で眠っている時、突然何かに押されて洗濯機の中に放り込まれたようになった。気づいた時には海の中。急いで何か掴まれるものがないか探すと、運良くクーラーボックスがあったので、必死にしがみついた。どうにか一命は取りとめ、そのまま朝までクーラーにしがみつき、救助の船に助けられたそうだ。後でわかったが、いわゆるバカ波という現象。1000波に1波程度の割合で、波高が倍くらいの波が押し寄せる。日本の天気が良くても遥か南の海上で台風が発生すれば、やはりバカ波はやってくる。

我々、人間ができることは、できるだけ備えることのみ。釣行時には万全の対策をするとともに、悪天候では釣りを控える。命あってのレジャー。また豪雨は来ると思って、日頃から対策を練る必要を感じるこの頃…。

  • 2018年07月13日(金)10時31分

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