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コラム 釣り雑学

週刊つり太郎に掲載された過去コラム

記事一覧

釣りは3度楽しめる

非常に過ごしやすい気候となるこの時期。徐々に水温も上がり始めて、絶好の釣り日和となる日も多い。そして、今年のGW は10連休とあり、レジャー産業は大いに期待しているところ。もちろん、本誌としてはもちろん魚釣りに出かけて欲しい。

「魚釣りは3度楽しめる」とは、ベテラン釣り師の言葉。1回目は釣りに出かける前日。2回目は釣行当日。3回目は釣果の魚を食べる時。釣りに出かける前は、どんな釣りを行うか? 備えの釣具は大丈夫か? 釣り場の地形はどのような状況か? など、そわそわと準備を済ませる。そして釣行当日はもちろん、対象魚を釣ること、周りの風景や現地での会話も楽しい。そして、帰ってからは釣果で食卓を囲み、思い出話に華を咲かせるのもいい。

本来の釣りはこのようなレジャー志向が強いものであるが、最近はお一人様の釣り人が増えているのが気になる。おそらく「釣りに行こうよ!」と誘っても、家族や仲間がなかなか一緒に行きたがらないのが主な原因だと感じる。トイレの問題やゴミの問題もあるし、汚れるからといった問題もあるかも知れない。

もちろん、外に出かければ、これらの問題はつきものだ。ただ、実体験はバーチャルな体験とは桁外れに心や体にいいはず。行かなければ得られないもの、お金では買えないもの、それが釣りにはたくさん残っている。この10連休は絶好のチャンスだと思うが…。

  • 2019年04月19日(金)09時44分

ゴミ問題と住民の心

昭和58年から発行を始めた本誌で、相変わらず問題となっているのがゴミ問題だ。もちろん昔よりは良くなったとの話も聞くが未だに問題がゼロになることはない。もぐらたたきのような状況が今でも続くのが現状だ。

一重に地元住民がどれだけ困っているかの情報が不足していることと、釣り人一人ひとりの自覚の問題だと感じているが、皆さんはどうお考えだろうか?

以前、釣り人のゴミ問題で困っている地元の住民の方々と意見交換をした際に、「自分の家の前でゴミを捨てられたらいい気持ちはしないだろう?」と詰め寄られたことがある。そこでハタと気付かされた。地元住民の方々の気持ちになって考えることが何より重要であるということ。また、おそらく普段の生活ではルールを守ってゴミ出しをしている方も、釣り場に着くと釣りスイッチが入ってしまい、周りが見えなくなってしまうこと。

とある方の提案。「ゴミを捨てている人をみかけたら、動画を取ってSNS にアップしたら?」。ちょっと過激だし、逆に釣り人全てがこうだと思われる可能性もあるため、個人的には「止めましょう!」と強く反対したが、そうする方がいても不思議ではない。常に写真と動画を撮影できるスマホを持参しているのだから…。逆に言えば、どこで撮影されるか分からないので、常に自制心を持って釣りを楽しんで欲しいと願う。釣り人が釣り人を晒すことは本意ではなく、マナーアップが本意のはずだから…。

  • 2019年04月12日(金)11時15分

カワウの漁業被害?

徐々に水温が上がり始め、いろいろな魚が産卵期を迎える。何万粒の卵が海へと放たれ、それを捕食する魚も増える。一気に海の中が賑やかになるのがこの春だ。秋に卵から孵化したアユの稚魚たちは、海である程度の大きさまで成長し、ある瞬間から一斉に遡上し始める。この遡上を待っているのは、大型魚ばかりではない。カワウも虎視眈々と狙っている。

カワウ(ウミウ)の中には定着群と渡り群の2種類が存在する。春に増えるのはこの渡り群。大分川や大野川の河口で見かけるのはほとんどこの渡りのカワウ。全国的にも漁業被害が報告されているカワウであるが、大分県も例にもれずその被害は大きい。県では3年ほど前よりカワウの対策チームが大分県内を飛び回り、一定数以上にならないようにカワウを間引く作業を行い、効果も見え始めている。

一時は絶滅危惧とまで言われたカワウであるが、今では増えすぎて厄介ものとなった。何かのバランスが崩れていることは間違いなさそうだ。大分県下の漁協でもカワウ被害に対抗する処置を行っているが、漁獲量が増えないのは本当にカワウだけの問題なのだろうか? と個人的には思っている。もちろんカワウも原因の一旦ではあるが、根本的な原因ではないと考える。以前あったブラックバスの食害の話がカワウに置き換わっただけ…。つまりメインの理由にメスを入れない限り、漁獲量の増加にはつながらないのではないだろうか?

  • 2019年04月05日(金)09時17分

乗っ込みに思う

蒼い海中からギラギラと輝く海面を捉える水中カメラ。画面の端からは無数の魚の群れが、何かの拍子に一気に海面に浮上し、狂乱し始める! 産卵がスタートした瞬間の映像だ。雌が産卵すると雄が一斉に射精するので、辺りはものすごい濁りとなる。どの卵にどの精子が受精したのかも分からない状態であるが、それがまた近親の受精を妨げ、より環境に強い個体を作る。

春は乗っ込みのシーズン。マダイを始め、チヌやカサゴなどメジャーな魚が続く。そして、その後にはマアジなどが後を追う形で乗っ込みを迎える。もともと乗っ込みとは、フナの様子から来たと言われる言葉。フナが産卵期に深い所から浅い所へ移動し始めると、「浅場に乗り上げるように入ってきた」様子を「乗っ込み」と表現したようだ。それが派生し、産卵期の魚を指すようになったと言われている。今では、魚が産卵期を前にして盛んな食欲を示しながら浅い所に群れ集まることを指して言うことが多い。乗っ込みという言葉を聞くだけでワクワクしてしまうのは釣り人の性かも知れない。

それぞれ魚によって産卵方法は異なるが、一般的に釣りの対象魚は総じて分離浮遊卵となる。孵化した稚魚は流れに身を任せ、やがて自ら泳ぎ始める。成魚まで成長できる確率はわずか0.01 ~ 0.1%。とてつもない生存競争の果に乗っ込みまで辿りついたことになる。だから、私個人的にはできる限りリリースするつもりである。

  • 2019年03月29日(金)09時41分

春を告げる

年を重ねるごとに寒さが体に応えるこの頃、春の到来が待ち遠しく思える。自然と山桜や河川敷の菜の花などに目が向き、春がどこまで近づいているかしばし観測。あー年はとりたくないものだ。

先日、渓流に足を運んでみると、川岸に咲くキクザキイチゲという花が咲いていた。花びらのように広がるのは蕚片(がくへん)と呼ばれる花を支える部分だそうで、その姿から「春の妖精」とも呼ばれる。似つかわしい呼び名である。このキクザキイチゲはそれこそ春を告げる花で、本格的な春を迎えると、花は散り葉だけになるそうだ。

我々釣り人は、年中魚を追いかけているが、その魚は水中にいるため、どのような状態になっているかは、陸上にある自然から想像することとなる。梅や桜しかり、この渓流のキクザキイチゲしかり。雑学ではあるが、知っていると、渓流を泳ぐヤマメの姿が想像でき、これはこれで楽しい。昔の漁師は、こういった自然の変化から魚の状態を想像し、狙う魚を変えていたそうだ。自然からの信号を見逃さない能力は現代人の想像を遥かに超えるはず…。

カタクリ、ヤマエンゴサク、ニリンソウ。いずれに渓流に春を告げる花々。川面ばかり見つめる目をちょっとだけ辺りに配るだけで、今まで見えなかった自然が目に飛び込んでくる。日常とは無縁の世界。サラサラと流れる川音は心を洗う。私の体は自然の一部であり、全てとなる。川と同化した仕掛けがキラッと光る。

  • 2019年03月22日(金)09時59分

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